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あなたは気遣いできる人? 仕事の小道具で「お里」が知れちゃう

   連日の猛暑日でぐったりしていたある日、誕生日プレゼントをいただきました。

   プレゼントは、名前の「あかね」にちなんで、茜色の品のよいボールペンでした。ありがたく、さっそく使うことにしました。

  • 「かわいい」ボールペンも善し悪しです
    「かわいい」ボールペンも善し悪しです
  • 「かわいい」ボールペンも善し悪しです

あああ...... カバンから出てくるノベルティグッズ

   研修講師として働く私のカバンにはさまざまな文房具が入っていますが、とくにボールペンはたくさん持ち歩いています。

   理由は、筆記用具を忘れた受講者の方へ貸し出すためです。手頃な価格のボールペンをまとめ買いしてペンケースへ入れているのですが、ある日いつものようにペンケースから無造作に取り出すと、そのボールペンに印字が。

   「〇〇ホテル」。あ~、またやってしまった! ビジネスホテルで使った備え付けのペンを、ついうっかりペンケースにしまって持ち帰ってしまったのです。ほかにも「〇〇銀行」「株式会社〇〇」これらはノベルティグッズとしていただいたものです。これらは事務所で使っているにもかかわらず、なぜかカバンから出てきたり......

   たしかに、「書く」ためには企業名などの印字がされていようがいまいが関係はありません。しかし、仕事に対する気構えが足りない人間であると宣言しているようで、少なからず恥ずかしい思いをします。

書き心地のよいボールペンでやる気もアップ!

   これは実際にあった例ですが、ある企業の面接を受けに来た方が、書類を記入する際、ライバル会社の名前が印字されたボールペンを使いました。もちろん本人に悪気はなかったのですが、企業担当者は「そのくらいの気遣いしたら? 」と思ったそうです。

   同様に、ある営業マンは自動車メーカーへ訪問する際、自社のクルマがライバルメーカーだと、あえて遠くの駐車場にクルマを停めて歩いて社屋へ向かうそうです。

   ボールペンに話を戻すと、これら以外にもキャラクター付きはビジネスではふさわしくありません。幼い印象を与えてしまいます。

   たかがボールペン1本ですが、相手の目に触れる機会が多いので、ビジネスにふさわしい1本を用意したいところです。時には自分ご褒美として少し贅沢な1本を買い足すのもオススメです。自分の手に馴染む、書き心地のよい品は愛着も湧き、大切に使うことでしょう。

   私は、ボールペンを手に取るたびにプラスの気持ちが沸き上がります。自分へのご褒美の1本には、「これを買った時の気持ちで頑張るぞ! 」と思いますし、いただいた1本には、「この人の期待に応えられるような仕事をしなくては」と思います。

   皆さんのペンケースにはどんなボールペンが入っていますか? (篠原あかね)