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東京五輪「マスコット」は「伝統&近未来」に 2位以下に4万票以上の大差

   2020東京五輪・パラリンピックの公式マスコットが2018年2月28日、大会エンブレムの市松模様をあしらった「ア案」に決定した。全国の小学生による投票で、3つの最終候補3つの中で最多の得票数を記録した。

   「私は好きです」「小学生がめちゃめちゃ好きそうな感じ」など、ツイッターなどインターネット上ではさまざまな声が上がっている。

  • 東京五輪・パラリンピックの公式マスコットが決定(公式サイトのスクリーンショット)
    東京五輪・パラリンピックの公式マスコットが決定(公式サイトのスクリーンショット)
  • 東京五輪・パラリンピックの公式マスコットが決定(公式サイトのスクリーンショット)

ア案は「市松模様」をあしらう

   ア案の五輪マスコットは、伝統の市松模様と近未来的な世界観から生まれたキャラクター。また、パラリンピックのマスコットは、市松模様と桜を力強く表現したキャラクターだ。

   作者は、福岡県のキャラクターデザイナーの谷口亮さん(43)。米カリフォルニア州の大学を美術専攻で卒業した後、オリジナルキャラクターの制作を開始し、路上でキャラクターグッズを販売。通信教育大手ベネッセの小学生向け英語教材のキャラクターデザインなども手がけた。

   大会組織委員会は2018年2月28日、大会の公式マスコットがア案に決定したと発表。ただ、マスコットの名前などは未定で、今夏に正式発表する見通しだ。複数のメディアの報道によると、谷口さんは発表直後の記者会見で「頭の中が真っ白」と話したという。

   マスコットの最終候補3案は、大会組織委がマスコット審査会などで一般応募の2024件から絞り込んだもので、17年12月7日に発表した。12月11日から18年2月22日まで、全国の小学校1万6769校、20万5755学級でクラス単位の投票を実施。ア案は10万9041票を獲得し、イ・ウ案に4万票以上の大差を付けた。

「歴史的な瞬間」

   伝統と未来の価値観を兼ね備えたキャラクターの選出に、マスコット審査会の座長を務めた宮田亮平・文化庁長官は2018年2月28日、「東京と日本が持つ先進性と伝統が融合し、調和したとき、イノベーションが生まれることを意味する『Innovation from Harmony』という東京2020大会のブランド開発方針に合ったベストな選択であると確信しています」とコメント。

   審査委員のタレント・中川翔子さんも自身のツイッターで、「歴史的な瞬間にマスコット専攻委員として初期からこの瞬間まで、立ち会えて幸せです!」と歓喜の声を上げた。

   ツイッターでは2月28日昼、トレンド欄の上位に「マスコット」「東京五輪・パラ」「#東京オリンピック」の3つがランクイン。

「オリンピックのマスコット決まったんだなー。一番推してたア案になったみたいで嬉しい」
「東京五輪のマスコットがア案に決まりましたね。私は好きです」
「五輪マスコットさんアのやつか~。まあ小学生がめちゃめちゃ好きそうな感じだもんね!」
「東京五輪マスコット、大人は『ウ』がいい人が多そうだな。(自分も)」

など、さまざまな声が寄せられている。