J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「ガソリン高騰ならエコカー」 3年ぶり高値で「検討」増える

   原油の高止まりを背景に、ガソリン価格が下がらない。レギュラーガソリンの1リットルあたりの全国平均価格は2018年7月2日時点で151.8円(資源エネルギー庁調べ)。3年半ぶりの高値水準にある。

   そうしたなか、ガソリン価格の高騰時に、60%の人がエコカーの購入を検討することが、時間貸し駐車場などのパーク24(東京都千代田区)の「ガソリン価格とクルマの利用」に関するアンケート調査でわかった。

  • ガソリン価格の高騰、クルマを運転する人にとっては頭が痛い!
    ガソリン価格の高騰、クルマを運転する人にとっては頭が痛い!
  • ガソリン価格の高騰、クルマを運転する人にとっては頭が痛い!

高いと感じるガソリン価格「130円/L以上」

   調査によると、高いと感じるレギュラーガソリン価格は「1リットルあたり130円以上」が41%で最多。次いで「140円以上」が20%、「120円以上」が18%だった。

   クルマの運転頻度別でみると、運転頻度が「2~3か月に1回以下」の人は「110円以上」と「120円以上」でも高いと感じており、その割合の合計が30%を超えているのに対して、「月に1回以上」では30%未満で、ガソリン価格に対する感覚の違いがみられた。

   また、ガソリン価格が変化してもクルマの利用回数は「変わらない」と答えた人が55%いた。なかでも、クルマの利用頻度が高い人は、ガソリン価格をあまり気にせずにクルマを運転しているようだ。

   一方、ガソリン価格が高騰した場合、60%の人が「エコカーの購入を検討する」と回答。前回から8ポイント増えた=別図参照

   今回の調査時(2017年12月)のガソリン価格が、87%の人が高いと感じる141.4円だったことが影響している(前回調査の2017年6月時のガソリン価格は130.6円)とみている。

   また、ガソリン価格の高騰時に購入を検討するクルマの種類として「ハイブリッド車」をあげる人が50%で最多。次いで「今より燃費のいいガソリン車」が25%、「電気自動車」が15%となった。前回と比べると、「ハイブリッド車」の購入を検討するという回答が4ポイント増え、「電気自動車」は6ポイント増えた。

   なお、調査は2017年12月4~10日に実施。対象は、16年12月4日以降にタイムズクラブに入会。直近でタイムズ駐車場やタイムズカーレンタルを利用された人。有効回答者数は8540人。2018年7月9日の発表。