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航空券の購入「ネット」が85% 若い層ほどスマホ割合強く

   飛行機を利用する人がチケットを手配する方法は、直近3年間で、航空会社や旅行代理店のウェブサイトやチケット予約サイトの利用など、インターネットを通じて購入する人が85.4%にのぼることがわかった。ネットリサーチのマイボイスコム(東京都千代田区)が2018年10月2日、「航空会社の利用に関するアンケート調査(第3回)」を発表した。

   「旅行代理店の店頭」で購入する人は14.6%。また、「空港の航空会社のカウンター」を利用する人は4.2%。「格安チケットショップ」の利用は1.1%だった。

  • 航空機のチケット、ネットで購入が85%!(写真はイメージ)
    航空機のチケット、ネットで購入が85%!(写真はイメージ)
  • 航空機のチケット、ネットで購入が85%!(写真はイメージ)

代理店よりも「航空会社」が優勢

   直近3年間に飛行機を利用した人のチケットの手配方法(複数回答)は、「航空会社のウェブサイト(パソコンで)」が46.0%で、最も多かった=別図参照

   次いで、「旅行代理店のウェブサイト(パソコンで)」が17.2%、「航空会社のウェブサイト(携帯電話・スマートフォン、タブレットPCで)」が12.2%、「チケット予約サイト」は6.5%、「旅行代理店のウェブサイト(携帯電話・スマートフォン、タブレットPCで)」3.5%だった。このうち、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末で購入する人は、若年層で高くなっている。

(マイボイスコム調べ)
(マイボイスコム調べ)

LCCに不満も、「少し掃除すればとれそうな汚れなのに......」

   一方、8割強の飛行機の利用経験者に、飛行機の利用頻度を聞くと「年1回以上」が3割で、北海道や関東、九州でやや高くなった。航空会社を選定するときに重視する点(複数回答)を聞くと、「信頼できる」「安全性が高い」がそれぞれ5割強、「価格が手頃・リーズナブル」「目的地への直行便がある」「運行スケジュールが利用しやすい」が3~4割あった。

   「価格が手頃・リーズナブル」は女性若年層や、北海道、九州での比率が高い傾向で、また、「ジェットスター航空」「スカイマーク」「ピーチアビエーション」の主な利用者でも、それぞれ8割強と高くなった。

   飛行機を利用した人の利用目的(複数回答)は、「旅行・観光など(国内)」が67.8%、「旅行・観光など(海外)」が33.3%、「仕事・商用(国内)」が19.6%だった。

   また、格安航空会社(LCC)の認知率は8割強で、男性や高齢者層でやや高くなっている。LCCの利用する意向がある人は3割強。10~30代では4~5割を占めた。

   LCCの利用については、

「LCCは格安をうたっているが、条件(荷物の数、座席選択など)をもろもろ積み重ねるとそれほど安くなかったりする」(59歳、女性)
「先日初めてLCCに乗ったが、少し掃除すればとれそうな汚れが目立ち、企業努力とは...... と不満に感じた」(25歳、女性)

といった不満の声が寄せられた。

   なお、調査は2018年9月1~5日に実施。1万535人が答えた。