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暴落する仮想通貨市場「底」をどう読む? 手堅い慶大、耐える早明、泣く國學大(「カソツー」大学対抗戦)

   ビットコイン(BTC)が暴落している。2018年11月19日朝に63万円台で取引されていたが、その日午後に60万円台を割り込んでからは「売り」が加速。週末には節目の40万円を割ろうかという水準に迫った。

   早稲田大学のTKHは動くに動けず、じっと耐える。寒くて家から出られない明治大学のホフマンも、取引せず。慶応義塾大学の馬医金満は37万円を「底」と読み、リップル(XRP)を保有。下落相場に果敢に挑んだ國學院大學の億トレーダーは、返り討ちにあった。

  • 仮想通貨の「底」はどこだ!
    仮想通貨の「底」はどこだ!
  • 仮想通貨の「底」はどこだ!

この弱気相場はいつ終わるのか!(早稲田大)

   前週(11月12日週)から引き続き仮想通貨市場は暴落が続いており、収まる気配がまったくない。現物のみのトレードなので、この状況はなかなか厳しい。毎週連載のこの「カソツー」大学対抗戦において、頻繁に取引していきたいのだが、この2週間まったく動けず、心苦しい。

   とはいえ、一度はBTC(ビットコイン)の防衛ラインだと思われていた5000ドルのラインも数日で破られてしまい、いまや4200ドル台まで落ち込み、年初からの最安値を絶賛更新中である。この状況下ではさすがにどの通貨を買うのも気が引けてしまう。

   仮想通貨の一斉売りのこの弱気相場は果たしていつ終わるのか、正直検討もつかなくなってきたが、BTCについては2017年夏ごろにしばらく安定的に推移していた1BTC=30万円ほどにまで落ち込むのではないかと思う。

   ただ、中長期的にみれば、市場を楽観的にとらえることも十分可能だと思う。世界に名だたる大企業のマイクロソフトやスターバックスも仮想通貨取引所を開設することを、2018年に決定しているし、外資大手ファンドも仮想通貨をポートフォリオに加えることを検討し始めている。

   資金が潤沢な機関投資家が仮想通貨の価値を認め、大規模な資金流入が始まれば徐々に投資家たちの不安も薄らいでいくだろう。ここからどう復活するのか楽しみではあるが今年に関しては年末まで下げ相場が続いていくのではないだろうか。

保有する通貨  なし
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
11月23日現在 1万123円

今週はおとなしく静観(明治大)

   こんにちは。寒くなって家から出たくないホフマンです。

   さて前週の暴落が続いて、仮想通貨市場が大変なことになっています。BTCは50万円をついに割ってしまいました。なので、今週は一切トレードをしておりません!

   今回の暴落で、仮想通貨から手を引いた人は多そうです。暴落した原因は正確にはわかりませんし、予想しても仕方ない気がします。確かに後から考えれば、年末に価格が上昇することを信じて「買い」を入れていた価格のところで、「売り」に出していたほうが期待値は高かったように思える。

   仮想通貨は2017年の暴落を体験した。年末に上昇するには、いつも市場にいない人、つまり一般の人に買ってもらわないといけない。暴落が起きて、詐欺というような印象を持たれている仮想通貨を一般の人に買ってもらうには、まだ仮想通貨の利便性は低い。年末には4年連続で上昇していたが、上昇というよりもトレンドにしたがった大きな上げか下げが起こるということがわかった。

   米国では、サンクスギビング手前、仮想通貨を現金化するものも多かったのかもしれない。

保有通貨 なし
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
11月23日現在 1万450円

XRPに賭ける!(慶応大)

   こんにちは。馬医金満です。いろいろ大変です(汗)。

   長期保有しているXRP(リップル)ですが、11月25日(日)未明に大暴落を起こし、42万円前後となっている。毎朝起きてチャートを確認するのだが、「その時」は本当にビビった。

   運よく? 12時にXRP相場を見た時は37万~38万円台で、ここが底値だと感じ残りの37万5000円で残りの5500円もXRPにつぎ込んだ(笑)。

   ボクの投資結果は、すべてXRPにかかっているわけだ!

   後から見ると、一つの通貨にオールインするのは投資の教科書からしたら、完全に「悪手」なのだが、その場の感情というのは恐ろしいもの。ちょっと反省している。

   結果としては、執筆時点では41万9000円となっており、全財産としては1万529円で、なぜか前週よりも2円プラスになっている。37万円台が底値だと信じ、来週まではXRPをホールド(保有)する。

   ドキドキです。

保有する通貨  XRP
前週からの損益 プラス2円
11月23日現在 1万529円

損切りできずに失敗(泣)(國學院大)

11月19日(月)

   11月5日週に購入したXRP(リップル)だが、17日、18日と2日連続で上昇して58.808円をつけたので、この日も上がるだろうと期待していたが、結局は53.060円で終えて含み損が増えてしまった。

   この日は日足で一目均衡表(テクニカル分析の一つ。基準線と転換線、遅行スパン、先行スパン1と先行スパン2の5つで成り、先行スパン1と2でつくられる雲と呼ばれる価帯をローソク足と比べて価格水準を判断する)の上昇雲に一瞬触れたが戻ったので、まだ伸びしろがあると思い、損切り注文を出さなかった。レンジは1XRP=57.775~52.500円だった。また、出来高も売りが優勢の一日だった。

11月20日(火)

   自分が意識していた日足の一目均衡表の上昇雲を下に抜けて、安値47.800円をつけた。結局、この日の終値は49.000円だった。前日に引き続き、この日も売りの出来高が圧倒的に多い1日だった。

   損切りするか迷ったが、また戻ると思いできなかった。

11月21日(水)

   この日は久々にXRPの終値が始値より高くなった。レンジは51.700~46.900円だった。一瞬であるが、意識していた日足の一目均衡表の上昇雲に触れたので、損切りしなかった。明日に期待したい。

11月22日(木)

   XRPの始値が50.060円で、高値の50.390円をつけたが終値は47.400円だった。この日は出来高が非常に少ない一日だった。これで下げ相場が終わると思い、損切りしなかった。

11月23日(金)

   勤労感謝の日で株式市場は閉まっているが、仮想通貨に休みはない。この日のレンジは48.000円から44.010円。売り優勢で出来高は多かった。

   今週を振り返り、仮想通貨はいずれ上がる。とはいえ、XRPは上がると考えていたため、損切りするのがもったいなく感じてしまい、結局できなかった。今度はしっかり損切りして、今回の取引みたいにならないよう、気をつけたい。

保有する通貨  XRP
前週からの損益 マイナス850円
11月23日現在 8335円