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ビットコイン下落、100万円割り込む 「買い」宣言の早大が慎重な構え(カソツー大学対抗戦)

   仮想通貨市場は、下落基調。2019年7月12日のビットポイント・ジャパンでの仮想通貨の不正流出の発表や、米政府当局がフェイスブックの「リプラ」への懸念を表明したことで、国内外の投資家心理が悪化。ビットコイン(BTC)は一時、心理的節目となる1BTC=100万円を割り込んだ。米中貿易交渉の停滞懸念が広がったこともある。

   BTCはこの1週間で10%以上の大幅下落。イーサリアム(ETH)は17%超の下げ。リップル(XRP)は1%弱にとどまった。

   1BTC=100万円割れでの「買い」を目論んでいた早稲田大学のTKHだが、今後の仮想通貨市場を再考。慎重な姿勢をみせる。明治大学のホフマンは、試験のため取引を見送った。慶応義塾大学の馬医金満は、週初にETHでポジションを保有しようと考えたが、投資せずにホッと。國學院大学の億トレーダーは、前週に売却したXRPを「全力買い」。その結果は果たして......。

  • ビットコイン相場をにらみ、静観する早稲田大学
    ビットコイン相場をにらみ、静観する早稲田大学
  • ビットコイン相場をにらみ、静観する早稲田大学

1BTC=100万円割れも、ココは慎重に(早稲田大)

7月19日(金)

 

   今週の仮想通貨相場は、いよいよボラティリティの高さが常となるようなフェーズに突入してきたように感じる。

   週単位でみると、ビットコイン(BTC)はおよそ1週間前に到達した最高値1BTC=140万円から激しい変動幅を伴いながらも、きれいに右肩下がりを続けていった。17日(水)には予想していた投資家の心理的ハードルとなりうる1BTC=100万円ラインを一時割り込み、安値1BTC=98万円に触れた。

   たしか2週間前のこの連載で、ポジショントークについてBTCが100万円を下回り、アルトコインもその下落に追従するようなことがあれば、「買いに走る」と書いたが、ここで今一度ポジションを再考する。

   というのも、BTCが現在大幅なボラティリティを持ち、激しく推移しているが、その流れに自分がアルトコインに求めている価格の連動性が見いだせないからだ。

   ふだんであれば、BTCの反発上げの局面においても、アルトコインが勢いよく上昇して、その流通量を大きく上げるのだが、今回のBTCの上昇局面ではアルトコインの動きは芳しくなく横バイもしくは下落するようなことも散見された。

   これがアルトコインからBTCもしくはフィアット(円やドルなどの法定通貨)への資金流出を意味しているのではあれば、今後の仮想通貨市場全体としても、またしばらく横バイもしく下げに向かうのではないかと思い、守りに入るべきかと考えた。

   今週はトレードなし。現在の総資産は1万2485円

保有する通貨         BTC、XRP
前週からの損益  マイナス1175円
7月19日現在       1万2485円

試験のため、取引を見送った(明治大学)

保有する通貨          BTC
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月19日現在      2万9598円

1BTC=108万円超えたら......(慶応義塾大)

   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今週は、ほぼすべての仮想通貨で大幅に価格が下落しました。ビットコイン(BTC)は前週には1BTC=125万円近くまで上昇していましたが、この1週間で最低で105万円まで下落し、週の終わりには112万円台まで回復しました。

   価格が下落した大きな理由としては、トランプ米大統領や米国当局が、フェイスブックが発行する仮想通貨のリプラに関してネガティブな発言を行ったためと考えられています。また、株式市場でリスク回避的な相場になってしまったことも、理由の一つではあると考えられます。

   それに伴い、さまざまなアルトコインも価格も下落しました。なかでもイーサリアム(ETH)の下落幅は大きく、週足で見ると約18%の下落幅を示しました。 来週に向けては、108万円(=1万ドル)のラインを再び超えていくかどうかに注目する必要があると考えています。今までの傾向を考えればこの線を超えれば、また上昇傾向に向かっていくことが予測されます。

   さて、今週の取引ですが、下げ相場でそこまで予測もできなかったため、取引は見送りました。前週と比べると、BTCの価格が下落しているため、含み益は減少しており、資産評価の総額は前週比953円マイナスの2万3094円です。

   今週初めにETHでポジションを取ろうと考えていたのですが、本当に投資しなくてよかったなと思います。

   来週についても慎重に投資していき、BTCが108万円を超えても大きく頑張らないで静観しようかなと思います。

   では、また来週!

保有する通貨        BTC
前週からの損益  マイナス953円
7月19日現在     2万3094円

リップル「全力買い」の結末は?(國學院大)

   今週の仮想通貨市場は下落。前週に売却したリップル(XRP)を、7月14日(日)に約36円で「全力買い」したが、その後下落してしまい、正直かなり焦った。あと1日、買うのが遅ければよかったのに、と心底思った。自分の未熟さが悔しい。

   ちなみに、購入の理由は悪材料がすべて出尽くしたのではないかと思ってしまったこと。また同時に、もし上昇したら悔しい思いをすると思ったことがあった。とにかく、早く上昇してほしい!

   ということで、今回はXRPの上昇要因を考えたい。 まずはビットポイントで前週に仮想通貨の不正流出が発覚したが、その後、流出した通貨の保証が可能であることを発表したことで、問題の解決に近づいたのではないかと考える。

   他には、スペインのサンタンデール銀行が提供する、xCurrentを統合した送金アプリが、英国からポーランドへの送金に対応したことで、欧州連合(EU)19か国と米国での利用に対応し、サービスの拡大に繋がったことは上昇要因になる可能性がある。

   また、英国政府が仮想通貨市場に厳格なAML体制を構築する計画を発表したことで、仮想通貨の安全性が上がり、仮想通貨にとって「追い風」になるのではないかと考える。このように、使用範囲の拡大や、仮想通貨の法整備が進むことで、仮想通貨が実際に使われるようになる世の中に近づいていると思う。仮想通貨の未来に期待したい!

保有する通貨       XRP
前週からの損益  マイナス414円
7月19日現在      9023円