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激しい値動きの「半減期」のビットコイン相場 慶大と専修大がうまく乗り切りプラスを確保【カソツー大学対抗戦 第5週】

   値動きが激しい「半減期」のビットコイン(BTC)相場。これをうまく乗り切って利益を上げたのが、慶応義塾大学の馬医金満と専修大学のゆう。慶大が一歩抜け出した。

   明治大学のITは、ビットコインに期待を寄せつつもイーサリアム(ETH)に注目。今後の取引から、目が離せない。

  • 慶応義塾大学が一歩リード!
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ビットコイン復調期待も、イーサリアムに注目(明治大学)

   きょう(5月23日)午前11時時点で、綺麗なダブルトップを形成しました。ダブルトップはトレンドの転換を示唆するため、今後、価格が落ちる可能性があります。また、8日午前6時と、14日18時の高値を結んだダブルトップのレジスタンスライン(上値抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないと思われる水準のこと)が切り下がっていることも、下降の兆候だと思われます。今までずうっと上昇トレンドでしたが、今後はちょっと低迷しそうです。

   また、コロナショックによる3月以降の最安値からのトレンドライン(緑色)を下向けば、さらに本格的な下落トレンドとなる可能性があります。加えて、レジスタンスライン(黄色)とサポートライン(緑、下値支持線。相場がその水準よりも下落しないと思われる水準のこと)が、両方とも収束する形になっているので、なんとも取引しづらい状況です。

   当面はビットコインが下落をする可能性があるので、イーサリアム(ETH)に手を出してみようかと思います。ETH/米ドルのチャートを見ると、5月22日午前3時の暴落から23日午前11時までに、上昇トレンドがありましたが、23日11時を境に価格が落ち始めました。

   ここからどういった値動きになるのか、ネットで調べた情報を抽出すると、「ここから基本的には下落の動きだが、近い内に再び22日午前から23日の昼ごろまでの間に見せた上昇トレンドのような形になる可能性があるため、その瞬間が来るまではしばらく静観する事が適切だ」ということです。

   よって、今後はビットコインの復調を期待しつつ、少しの間イーサリアムの値動きを注視していこうかと思います。

   ちなみに、私が売買に使っている取引所はbybitなのですが、相場を見る時に使っている取引所はBitMEXです。BitMEXは、インジケーターを入れられるのはもちろんのこと、ラインを引けたり、テキストを入れられたり、とても見やすくて重宝しています。正直、私のレベルだと、BitMEXが提供している機能のほんの一部しか使えていないのかもしれませんが、それでもすごくお世話になっています。 まあ、私はbybitとBitMEXしか使ったことがないので、他にも見やすい、使いやすい取引所はたくさんあるのでしょう。成人したら、いろいろと取引所を試してみたいです。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ITさんの予想どおりにビットコインは10万円以上の大幅な下落となりました。106万円は5月に7回ほどトライしているものの、どうしても上抜けることができない節目となっています。半減期後の上昇をもってしても、それは変わりありませんでした。
ビットコインのハッシュレートは、過去半年間で最低水準に低下しており、送金手数料も上昇。ビットコインのネットワークが弱く、送金手段としても以前より厳しい状態となっています。このあたりは、難易度調整や新しいマイニングマシンの登場などで改善されない限りは年初来高値の更新は難しいのかもしれません。

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
5月23日現在        1万228円

ビットコイン、急落直前にすべて売却(慶応義塾大学)

   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今週(5月18日週)はビットコインが一時1万ドル(約107万円)を超えていたのですが、その後、急激に落ちてしまい現在(22日)97万円台を上下しています。

   前週の半減期が訪れたことで、一たんは一気に価格が上昇していたのですが、半減期後には利益があげられなくなった非効率なマイナーがマイニングの停止を停止し、保有するビットコインを一気に売却するというリスクがあります。

   さらに、上記のような零細マイナーの撤退が相次げば、一部のマイニング企業に計算力が集中し、ネットワークの安全性を脅かす問題(51%攻撃など)が発生する可能性もあるといわれています。

   つまり、半減期後のハッシュレート(マイニングする際の速度を表す指標)の推移はビットコインの価格形成に大きな影響を及ぼすといえます。そのハッシュレートが前週から急落し、またマイナー収入もハッシュレートの下落に伴い低くなったので、ビットコインの下落につながったのではないかと考えています。

   ちなみに、その他のアルトコインもビットコインと同じような値動きで下落しています。

   さて今週の取引ですが、ビットコインのハッシュレートをここ1週間で見張っていたので、急落直前に前回取引した分を、すべて売却しました。

   104万円台で売却したので、売却益はプラス404円(前週からはプラス16円)となり、現在の合計で1万404円となっています。 今後もしばらく乱高下する気配はあるので、ハッシュレートに注目しながら取引を行いたいと思っています。

   リップル(XRP)も、ずうっと1XRP=20~21円台を行き来しているので、どこかのタイミングで買いたいなあとは思っています。

   では、また来週!

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ビットコインのハッシュレートを睨んでの利益確定はさすがといったところ。投資家の多くも、ハッシュレートの低下が気になっています。直近のハッシュレート分析におけるビットコインの妥当価格は87万円前後とされており、このレベルになると多くのマイナー(マイニングする人・組織、採掘者)の損益分岐点以下になるのではないかとも言われています。このまま難易度調整(6月4日前後)を迎えると、2019年9月あたりまで一気に調整が進むものの、そうなると再びマイナーが戻ってくるのではないでしょうか。それまでは、マイナーにとっても投資家にとってもガマンの時になりそうです。

前週からの損益   プラス16円
5月22日現在     1万404円

ビットコイン、100万円割れでぼちぼと注文(専修大学)

   おはようございます。専修大学のゆうです。

   ビットコイン(BTC)は前週(5月11日週)の半減期後、100万円を超え106万円と高いボラティリティでした。半減期後のビットコインの価格が上がるというポジティブな考え方は納得できますが、ほかに伸びる要因が聞こえず、1BTC=100万円を超えている状態では取引を行っていませんでした。

   1BTC=100万円を切ってきたので、ぼちぼち注文しています。今週(5月18日週)の取引については所感ですが、1BTC=100万円を切ってきたので、下げ局面にきていると考えています。

   来週(5月25日週)以降の予想ですが、自分は下げ局面にあると考えています。ビットコインが上がるようなニュースがあまりなく、またビットコインの大量所有者でクジラと呼ばれる人が売ったとニュースがあり、このままでは売り圧力のもとビットコインの価格が下落するというふうに考えています。

   参考文献に、マネクリの記事「続落するハッシュレート、BTC(ビットコイン)=100万円を割っても下げ幅は限定的か」より「直近上値としてBTC=100万円(9300ドル)、下値としてBTC=91万円(8500ドル)を意識する。」とあり、これを参考とし一たんは様子を見ながら取引しようと考えています。

   自分はテクニカル要因に明るくないので、これを見たほうがいいというチャートがあれば、アドバイスがほしいです。

   大学の授業も始まりゼミも少々忙しかったりします。積極的な取引があまりできませんがゆっくりと取り組んでいきたいと思います。

   《訂正》5月15日時点の損益に誤りがありました。正しくは前週からの損益はマイナス105円で、資産残高は1万220円でした。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ゆうさんが参考にされた記事の下値目途である91万円は、おおむね賛成です。というのも、ここは多くのマイナー(採掘者)の損益分岐点とされており、このあたりは多くの投資家の知るところで、ここから下は投げ売りをしなければならないくらいの材料を伴わなければ大きく割り込むことはないと考えます。
週末に仮想通貨市場が下落に転じたことは、半減期後の上昇が一服したことに加えて、株式市場が大きくリスクオンに転じており、仮想通貨市場の資金の一部が株式市場に移動したとも考えられます。その証拠に、先週は15兆円を切らなかった売買代金が10兆円にまで低下しています。
そんななか、押し目をうまく拾っているゆうさん。90万円前半では、下値余地もあまりないことを考えると、買い回転が効いてくる相場展開で利益を上げるチャンスではないでしょうか。

前週からの損益    プラス131円
5月24日現在      1万351円

   ◆ 体調がすぐれず、取引できませんでした(中央大学)

   5月15日(金)に、0.01BTC=9970円で購入したけれど......。

前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月24日現在         1万円