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早大が「投機筋」予想で2週連続のプラス、一進一退の慶大にガマンの明大(1)【FX大学対抗戦 第17週】

   早稲田大学は、ドル円取引で2週間前からの投機筋による円売り予想で、久しぶりの200円超えのプラス。2週連続のプラスと好調を維持している。英ポンド円で押す慶応義塾大学は、ポジションを確保した後に自身の見方に誤りを発見して損切り。その後、週末の取引で挽回したものの、わずかに「マイナスとなった。

   今週(2020年8月10日週)は毎日取引しようと意気込んでいた明治大学は、初日(10日)のみの取引でマイナス。この取引で「累損が1000円にさらに近づいてしまった」と悔やむ。がんばれ!

  • 早稲田大学がガッチリ!
    早稲田大学がガッチリ!
  • 早稲田大学がガッチリ!

投機筋の動向見極め予想が的中、やはり円安へ(早稲田大学)

   今週(8月10日週)は友人の力を借りて自作パソコン(PC)なるものを作った。秋葉原のおっちゃんたちと交渉し、完成品で購入するときの値段の約半分の値段で組み立てることができた。

   ちょうど給付金の10万円を使ったということで、経済が回るよう消費もしたし、PCスペックの大幅アップグレードを果たしたので気持ちの良い1週間だった。

   さて、さっそくだが今週の成果を先に言う。ドル円400通貨の取引で、1ドル=106.3857円で買い、106.8102円で決済した。利益は206円で、久しぶりの200円超えとなった。

   2週間前から投機筋などの動きから円売りによるドル上昇を予想していたわけだが、前週はあまり芳しい動きを見せてくれなかった。しかし、今週は7月23日以来初めて1ドル=107円台を超すなどおもしろい動きをしてくれた。

   円安予想の取引は一たんここで終わりにしようと思う。というのも、ここ約1か月のあいだ投機筋による値動き予想をしてきたが、投機筋にも大口、小口、機関投資家、ヘッジファンドなど見るべきものが多いうえに、ドル円に影響する通貨も多いので、その組み合わせをすべてチェックするのはかなり厳しいと感じたからである。

   もちろん毎週毎週目立つ動きを見せる通貨、投資家などはあるが、前週のスイスフランからの予想が偶然かもしれないが当たった以上、勝率を上げるにはもっと勉強する必要がある。1ドル=107円に到達した今、これからどう動くか、もっと慎重に勉強しながら予想したい。そこで、一度ここで投機筋による円安予想は打ち切ることにする。

   投機筋をほんの少し勉強してクロス円以外も取引したいと思ったが、今回のルールではクロス円限定なので我慢しよう。事前に意見を求められたときに、自分が「クロス円限定が良いのではないか」と提案したので、若干後悔している(笑)。

   最後に来週の取引についてだが、今週は相場予想ができなかったので週中にじっくり悩みながら、取引していこうと思う。最近値動きがおもしろくないが、8月20日にトルコの政策金利の発表があるので、忘れなければ来週コメントしてみようと思う。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ドル円が反発した1週間でした。その上昇の天井圏で利益確定できており、素晴らしい出口戦略だと思います。
さて、最後にコメントにあったトルコに関して。11日にトルコ中央銀行は、プライマリーディーラー向けに実施していた政策金利の8.25%を下回る金利での貸し付けを停止すると発表しました。これを受けてトルコリラは大きく反発。市場では次のトルコ中銀の決定会合で利上げするのでは、との見方が広がりました。しかし、ドル円の下落に加え、エルドアン大統領がそれを許すのだろうかという懸念もあり、再び反落。政策の変更がない場合は、それほど下落しないものの、もし利上げとなれば15円台回復が見込めそうです。

前週からの損益      プラス 206円
8月14日現在        1万1775円

累損が1000円にさらに近づいています(明治大学)

   こんにちは。明治大学投資サークルBreakouts!の池田慶吾です。

   今週(8月10日週)は毎日取引しようと意気込みながらも、初日のみの取引となってしまいました。前週に引き続き反省点がありましたので、皆様に共有したいと思います。

   トレンドが発生しやすい16時から17時の短時間の値動きを狙って取引する作戦ですが、前週の取引及び今週唯一の取引16時になってからでは遅いと感じました。16時ちょうどに動くので、それに先んじなければならないと思います。

1.今週の取引
今週、10日(月)の前日比pips数を見ると、ポンドが最も上げていてドルが最も下げていました。16時10分にポンド円を300通貨買い、ドル円を400通貨売りにしました。結果としては両方負けでした=下表参照

   この取引で累損が1000円にさらに近づいています。最下位独走中です。

2.前週からの変更点
お気づきの方もいるかもしれません。前週は買う通貨・売る通貨の購入単位を500に揃えていたのにもかかわらず、今週はポンド円が300通貨・ドル円が400通貨としています。
これはドル円のレートが105円、ポンド円が135円と30円も差があるのに、同じ通貨数購入したら実際の購入金額には大きな差がついてしまうからです。
<105円×500通貨=5万2550円、135円×500通貨=6万7500円→差額1万4950円>
<105円×400通貨=4万2000円、135円×300通貨=4万500円→差額1500円>
上に並べた式のとおり、実際の購入金額を調整してみたといったところです。

   なお、通貨ごとに変動幅は異なっているので、同じ額購入したら同じリスクを背負うのかと言えば必ずしもそうではありません。

3.来週からの取引
今週は取引回数が少なく、有益な情報を集めることができませんでした。来週は3回以上取引することにして、新たな工夫や発見があれば、みなさんと共有したいと思います。
8月10日、ドル円でマイナス96円、ポンド円でマイナス11円。1週間の損益はマイナス108円(小数点以下の計算で、96円+11円が108円になっています)。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
検証結果はマイナスになってしまったものの、筆者の経験上、数を重ねれば優位性のある売買戦略だと感じています。またポジションのバランスなどを調整し、最適化を図る工夫がなされているところも、評価できます。
こういった取引を自動でバックテストすることは難しいのですが、自身で過去のチャートを遡り数時間かけて検証する意味は十分にあると思います。相場は思いのほかクセや特徴があったりします。また、うねり取りなどの建玉操作やポジション管理でどんな相場でも利益を出せるような売買手法も少なからず存在します。
今後も、長い時間をかけて様々な角度から検証を続けてみてください!

前週からの損益    マイナス108円
8月14日現在        9060円