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ラグビー協会が「キャラ弁」発売 リモート観戦で盛り上がって!

   いよいよ、ラグビーシーズン本番。昨秋はラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開催で日本中が熱狂。しかし、2020年はコロナ禍の影響で盛り上がりはもう一つだ。そうしたなか、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)が打ち出した「リモート観戦応援パッケージ」が話題だ。

   モニター前のリモート観戦のお供にと、昨年のW杯日本大会の公式マスコットキャラクター「レンジー」をモチーフとした「キャラ弁」がそれだ。

  • ラグビーW杯優勝国のみが掲げられる「エリス杯」(中央)にポーズをとるレン(左)とジー(右)=2019年撮影
    ラグビーW杯優勝国のみが掲げられる「エリス杯」(中央)にポーズをとるレン(左)とジー(右)=2019年撮影
  • ラグビーW杯優勝国のみが掲げられる「エリス杯」(中央)にポーズをとるレン(左)とジー(右)=2019年撮影

SNS映えも期待! W杯マスコット「レンジー」がモチーフ

   ラグビー協会は、「さまざまな事情から会場にお越しになることができないファンの方々に向けて、自宅などスタジアムでの外からでもより楽しくラグビー観戦をしていただけるよう、『リモート観戦応援パッケージ』を販売いたします」と、2020年11月30日に発表した。

   「レンジー」は、昨年のラグビーW杯日本大会の公式マスコット。歌舞伎の「連獅子」をヒントに考案されたキャラクターで、白い「レン」と赤い「ジー」のコンビ。日本代表のジャージでもある「赤白」、また日本古来のおめでたい色彩でもあることが理由だ。

「レンジー」があしらわれた「パッケージⅡ」。マカロンやクッキー、タルトなどが盛りだくさん
「レンジー」があしらわれた「パッケージⅡ」。マカロンやクッキー、タルトなどが盛りだくさん

   その「レンジー」キャラ弁(スイーツも含む)は全部で5種類(すべて送料・税込み)で、対象となる試合によって異なる。

   対象は、2021年1月2日の第57回大学ラグビーフィットボール選手権大会の準決勝(1月1日の宅配)と、11日の大学ラグビー決勝戦(1月10日の宅配)、16日と17日のジャパンラグビートップリーグ2021開幕戦(1月15日、16日の宅配)。

   これらの観戦にあわせて、

・【お正月・大学選手権準決勝応援用パッケージ】贅沢おせち=2万9800円
・【大学選手権決勝応援パッケージ 心を一つに!】one for all 御前=2万1800円
・【トップリーグ開幕応援パッケージ】トップリーグ開幕記念ビストロBOX=2万1800円

を用意。また、3日程共通の

・【パッケージⅠ】贅沢2段重=2万1800円
・【パッケージⅡ】特製スイーツBOX=1万6800円

もラインナップにそろえた。

   それぞれに「レンジー」があしらわれており、ちょっと食べるのがもったいない。SNS映えには、もってこいかもしれない。それぞれに特典が付き、たとえば「トップリーグ開幕記念ビストロBOX」にはオリジナル箸と箸袋、オリジナル風呂敷(バンダナ)、レンジ―のエコトップリーグクッションがもらえる(特典はパッケージごとに異なる)。販売の受付期間は1月11日まで。

   協会関係者によると、「こういった企画は初めて」で、「2019年の感動をもう一度、という思いです。コロナ禍ですが、お弁当を囲んで大いに盛り上がってくれればありがたいです」と話している。

   ちなみに、「レンジー」はW杯公式マスコットだったが、2020年8月にワールドラグビー(WR)からラグビー協会に権利が移され、晴れて協会の公式マスコットとなり、今後は日本ラグビー界を大いに盛り上げてくれることになる。

   コロナ禍の影響で2020年のシーズンは、トップリーグは年初早々に開催中止を決定。また、大学では選手権常連校でもある東海大学や天理大学で集団感染が発生するなど、開催が心配された。今年で100回目の記念大会となるとなる全国高校ラグビーも、全試合無観客試合で行われることが12月3日に決定した。

   大学選手権もトップリーグも現在のところ無観客の予定ではないものの、スタジアムに足を運べず、「巣ごもり」観戦するファンは少なくないはず。前出の協会関係者は「スタジアムに来られなくても、ラグビーに大きな声援を送っていただければ」と、キャラ弁で日本中が再び「ONE TEAM」で盛り上がることを期待している。