目指すのは「飲みやすさ以上の価値」 美容×健康のニーズに応える「プラス乳酸菌 豆乳飲料」開発秘話

女性の美容意識の高まりとともに、飛躍的な成長をした豆乳市場。ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が、この3月に新たに発売した「プラス乳酸菌 豆乳飲料」のコンセプトは、美容×健康だ。飲みやすさ以上の価値を目指したという新商品の開発秘話に迫る。

大豆・チルド事業本部課長代理 武田吏加さん


成長率150%の豆乳市場が抱える新たな課題

近年、女性のあいだでブームが再燃した豆乳。美容と健康のために飲み始めてはみたものの、独特の風味ゆえに、なかなか続かないという方も多いのでは?

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社では、そんな女性たちに向けた新商品「プラス乳酸菌 豆乳飲料」をリリースした。自身も日々の美容ケアに関心をもつキャリアウーマンであり、この商品の開発を担当した大豆・チルド事業本部課長代理の武田吏加さんが豆乳市場の現状について語る。

武田「豆乳市場の伸びは著しく、この10年で150%ほど成長しています。飲料市場全体で見ても、これほど大きな伸びを見せている市場はなかなかありません。

なぜここまで豆乳が注目を集めているのかという背景を調べてみると、そこには女性の社会進出と、それに伴う美容意識の高まりがあることがわかりました。植物性のタンパク質と、美容素材の大豆イソフラボンを手軽に摂取できる豆乳は、働く女性のニーズをサポートできる飲料としても注目されているわけです」


今もスーパーやコンビニのチルドコーナーには、さまざまなフレーバーをつけた豆乳飲料が並んでいる。しかし、今回ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社は、甘酒、プルーン、ハトムギという従来製品にはあまりないフレーバーを新製品のラインナップに並べてきた。

武田「豆乳はもともと独特の風味があるものなので、これまでもフレーバーをつけて飲みやすくすることでより多くのお客様に受け入れられてきました。しかし、豆乳飲料市場を支えるヘビーユーザーを見てみると、50代以上の女性が圧倒的な数を占めており、私たちがターゲットとする30代、40代の働く女性にはまだまだ広がっていないという現状がありました。そこで、若い女性にも手に取ってもらえるように、美容と健康素材のイメージが定着している甘酒、プルーン、ハトムギをフレーバーとして選ぶことにしました」

研究開発グループ主任 迫田明子さん


モデルや女優等の著名人も数多く愛飲していることで知られ、美容に関心の高い女性のあいだでブームとなった甘酒。その素材選びを担当した研究開発グループ主任の迫田明子さんは、原料へのこだわりについて次のように語る。

迫田「甘酒も豆乳も独特の風味があるものなのですが、どちらも美容をサポートでき、味の相性がいいということも広く知られています。

甘酒には酒粕を原料とするものと、米麹を原料とするものの二種類がありますが、数年前の麹ブームもあり、米麹は健康価値が広く認知されています。そのため、我々の商品でも米麹由来の甘酒を使うことにしました」

女性に不足しがちな鉄分が含まれているプルーンと、ハトムギと玄米のブレンドフレーバー、これらに一貫しているのは、美容のイメージが広く認知されている素材という点だ。さらに「プラス乳酸菌 豆乳飲料」には、SBL88という同社グループの乳酸菌が配合されることで、飲みやすさ以上の価値が生まれているという。

武田「今回、本製品に配合することになったSBL88は、サッポロホールディングスが独自に研究し、発見した乳酸菌です。ビールの泡立ちを阻害する天敵として発見してはストックしていた何百株もの乳酸菌の中でも特徴的であったSBL88は、健康や美容の機能研究が進められています。

多くのメーカーでは、動物性乳酸菌をメインで扱ってらっしゃいますが、SBL88は大麦由来の植物性乳酸菌であるため、植物性たんぱく質である豆乳との親和性も非常に高いと考えています」


豆乳ヨーグルトのノウハウを活用

働く女性の日常に寄り添い、長く飲まれ続けるためには、豆乳独特の風味やクセをある程度排除しなければならない。豆乳飲料が抱える最大の関門ともいえる味や風味の課題をクリアするにために、同社の切り札となったのが、ヒット商品「豆乳で作ったヨーグルト」を開発する際に考案された「新・クリアー製法」だった。

武田「弊社には、『豆乳で作ったヨーグルト』という発売からもうすぐ20年を迎えるロングセラー商品があります。その開発の過程で、独特の豆臭さがある豆乳を使ってヨーグルトの清涼感を出すために考案されたのが、『新・クリアー製法』でした。豆乳の豆臭さの原因の一つは、大豆を絞る際に起こるリポプシナーゼという酵素反応です。『新・クリアー製法』は、この酵素反応を発生させない独自の絞り方。この製法によってつくられる豆乳は、あらゆるフレーバーと組み合わせてもすっきりとした後味の良い豆乳飲料に仕上げることができます」

過去に蓄積してきたノウハウを惜しみなく注ぐことで、これまでの豆乳飲料とは一線を画した新たな商品を生み出すことに成功したポッカサッポロ。臭みを消すためにフレーバーを用いるのではなく、豆乳と組み合わさることでこれまでにない「新たなおいしさ」を提供することにこそ、武田さんが目指す完成形はあるようだ。

武田「私たちは豆乳本来のおいしさをしっかりと尊重したうえで、フレーバーとなる素材とミックスされた新たな味を提案していきたいと考えています。やはり、豆乳好きな方に習慣的に手に取っていただくためには、素材の味を大切にした商品づくりをしていかなければならないと思っていますね」



文:菊池拓哉  写真:林孝典

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社

代表者: 代表取締役社長 岩田 義浩
URL: http://www.fujioilholdings.com/
住所: 愛知県名古屋市中区栄4丁目2番29号

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