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BABYMETAL「アイドル横丁祭」参戦 爆音パフォーマンスで熱狂の渦に

   「ヘヴィメタルとアイドルの融合」テーマにした3人組ユニットBABYMETAL(ベビーメタル)が2012年4月8日、東京・渋谷AXで行われたアイドルフェス「アイドル横丁祭!!」に出演した。

   BABYMETALはアイドルグループ、さくら学院から派生したユニット。キュートなのに超ヘヴィというサウンドが特徴だ。YouTubeをきっかけに国内外のメタルファンから注目を集め、2012年1月にはメタルイベント「WOMEN'S POWER」にも参加して話題になった。

爆音ギターリフとともにモッシュ発生

骸骨バンドとともにステージに立つBABYMETAL(Photo by Taku Fujii)
骸骨バンドとともにステージに立つBABYMETAL(Photo by Taku Fujii) 両手を挙げてオーディエンスを煽りまくる。
両手を挙げてオーディエンスを煽りまくる。

   今回のアイドル横丁祭には、SUPER☆GIRLSやDorothy Little Happyのほか、スペシャルアクトで℃-uteも参加。生のバックバンドによる演奏を交えながら新進気鋭の7組が渾(こん)身のパフォーマンスを披露した。

   BABYMETALは丁度真ん中、4番手として登場した。荘厳なクワイアSEとともに3人がステージに現れるとオーディエンスからは大きな歓声が挙がる。今回は「ドキモニ」MVに出ていた骸骨スーツを着たバックバンドも出演。ステージにはマーシャルアンプがずらりと並んでいる。

   1曲目の「ドキモニ」冒頭からメインボーカルのSU-METALが雄叫びを上げ、サイドを固めるYUIMETAL、MOAMETALも激しくヘッドバンギング。骸骨バンドは実際にはエアーバンドと思われるが、物凄い爆音だ。アイドルのライブなのに、フロア前部では早くもモッシュが発生する。サビの「チョ待って!チョ待って!」では、会場全体が大合唱となった。この曲はもうキラーチューンと言っていいだろう。

   次が3月に発売されたばかりの新曲「いいね!」。モダンヘヴィネスをベースにエレクトロニカやラップ、デスヴォイスのパートを入れた組曲的な楽曲だ。間奏部分では、3人が両手を挙げた状態で上半身を倒しては上げてを繰り返し、オーディエンスを煽りまくる。

SU-METAL「神が降臨したステージだった」

左からYUIMETAL、SU-METAL、MOAMETALの3人。
左からYUIMETAL、SU-METAL、MOAMETALの3人。

   そのままMCもなく突っ走り、最後には、まだ正式に音源化されていない「イジメ、ダメ、ゼッタイ!」を披露。こちらはドラマチックなメロディック・スピードメタルだ。ステージではYUIMETAL、MOAMETALが所狭しに駆けまわる。サビではSU-METALが「イジメ、ダメ!」と何度もシャウトしていた。

   曲が終わると、「SU-METAL Death!」「YUIMETAL Death!」「MOAMETAL Death!」「私たち、BABYMETAL Death!See You!」と挨拶し、さっそうとステージを後にした。

   今回は3曲だけだったが、「爆音メタルアイドル」という強い独自コンセプトとフックの効いた楽曲で、初見の観客も巻き込んで会場を目一杯沸かせたBABYMETAL。前回、1月のイベント「WOMEN'S POWER」でもそうだったが、アウェーにかなり強いアイドルと言えるだろう。

   ライブ終了後、J-CASTニュースの取材に対し、メンバーは

「大きいステージだったので、途中から神様が降臨して、爆発することができました!『イジメ、ダメ』では、サビでお客さんが一緒に叫んでくれて凄い気持よかったです」(SU-METAL)
「後ろの方のお客さんまで、私たちの『キツネさんサイン』で暖かく迎えてくれて嬉しかったです。イメージカラーの赤いサイリウムもいっぱいで、会場が一つになったみたいで感激しました」(YUIMETAL)
「昨日の夜は緊張して眠れないほどでしたが、お客さんが盛り上がってくれてとてもよかったです。BABYMETALはかっこ良くキメるために笑っちゃいけないのに、途中から楽しくってニヤニヤしちゃいました。他の大好きなアイドルの方たちとも共演できて夢みたいでした!」(MOAMETAL)

とコメントしていた。