2019年 9月 20日 (金)

週刊「日常は音楽と共に」...本田聖嗣
ウクライナの元気印

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   9月という月は、季節でいえば、夏が終わって秋が始まる時期です。 例年は、しばらく続く残暑の厳しい夏の終わり、というイメージでしたが、今年の日本は、8月の半ば過ぎから気温が大幅に低下する日もあったので、例年より秋が早く感じられ、9月に夏の気配は、あまり残っていないようです。

やる気がわき、力がみなぎるプロコフィエフ作品

プロコフィエフの肖像が載った楽譜
プロコフィエフの肖像が載った楽譜

   欧米の9月というのは、夏の長い休暇、バカンスシーズン明けの新年度の始まりであることが多く、学生さんは進級し、芝居や音楽といったスペクタクルも、新たなる年度のプログラムがスタートして、新鮮で、ワクワクした気分になります。桜の季節である春に新年度を迎えることの多い日本では、9月は単なる「2学期の始まり」だったり、「残暑や台風といった厳しい気象条件の中で働かなければならない季節」だったするので、日ごとに短くなる日照時間と相まって、ふと秋の寂しさが身にしみたりします。

   そんなときには、元気のでるクラシック音楽は、いかがでしょうか? クラシック音楽は、他の音楽に比べておとなしい音楽と思われがちですが、中には、聴くだけでやる気の出てくるような、力がみなぎる作品も、数多くあります。

   特に、19世紀後半から20世紀にかけて活躍した、数多くのロシア圏出身の作曲家たちは、パワフルな作風を持った人が多く、お国柄を反映しているような気がします。

   その中でも、私が特におすすめなのが、セルゲイ・プロコフィエフ。1891年生まれの彼は、ほぼ20世紀前半に活躍した人で、来日経験があります。様々なジャンルで、たくさんの作品を残しました。

本田聖嗣プロフィール
私立麻布中学・高校卒業後、東京藝術大学器楽科ピアノ専攻を卒業。在学中にパリ国立高等音楽院ピアノ科に合格、ピアノ科・室内楽科の両方でプルミエ・プリを受賞して卒業し、フランス高等音楽家資格を取得。仏・伊などの数々の国際ピアノコンクールにおいて幾多の賞を受賞し、フランス及び東京を中心にソロ・室内楽の両面で活動を開始する。オクタヴィアレコードより発売した2枚目のCDは「レコード芸術」誌にて準特選盤を獲得。演奏活動以外でも、ドラマ・映画などの音楽の作曲・演奏を担当したり、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」や、インターネットクラシックラジオ「OTTAVA」のプレゼンターを務めるほか、テレビにも多数出演している。日本演奏連盟会員。

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