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最強の「スゴイカタイアイス」はコレだ! 「スプーンを受け入れるまでの時間」ランキング

   「シンカンセンスゴイカタイアイス」と呼ばれるアイスクリームを知っているだろうか。新幹線で車内販売されている、スジャータ めいらくグループの「スーパープレミアムアイスクリーム」を指す言葉だが、買ってすぐに食べようとするとあまりにも固く、スプーンが刺さらなかったり折れてしまったりすることから、一部でそう呼ばれ親しまれている。

   そんな「シンカンセンスゴイカタイアイス」に匹敵しそうな固さのアイスクリームが話題になっている。超有名チョコレートメーカー「GODIVA(ゴディバ)」のカップアイスだ。

  • 開封直後のゴディバのアイス。全然スプーンが入っていかない
    開封直後のゴディバのアイス。全然スプーンが入っていかない
  • 開封直後のゴディバのアイス。全然スプーンが入っていかない
  • 開封直後のハーゲンダッツ
  • 開封直後のGRAN
  • 開封直後の金のバニラアイス。最も深くスプーンが刺さった
  • 「スゴイカタイアイス」1位に輝いたハーゲンダッツ
  • (左から)金のバニラアイス、GRANは同着
  • 5分半経過したゴディバのアイス

シルバーのスプーンも折る威力

   ゴディバのカップアイスは、「ミルク チョコレートチップ」や「クラシック ミルクチョコレート」など全10種類で、価格は1個432円(税込)。ゴディバの店舗やオンラインショップで購入できるほか、セブン-イレブンでも数種類販売されている。

   そんなゴディバのアイスが、このところツイッターを中心に「めちゃくちゃ固い」と話題に。木のスプーンにシルバーのスプーンまで、すくおうとして柄が折れてしまった写真が投稿されているほか、

「ゴディバのアイスくっそかたいよな」
「ゴディバのアイス美味しいけどほんと...ほんと固いから......」
「ゴディバアイスは叔母から何年か御中元でいただいてたけど、確かにうまいがかたい」

といった声が寄せられている。

   固いアイスといえば、冒頭で紹介した「シンカンセンスゴイカタイアイス」はもちろん、「ハーゲンダッツ」もよく名前が挙がる。「シンカンセン~」は入手が難しいが、買い求めやすいアイスで最も「カタイアイス」は一体どれなのだろうか?

   アイスは乳固形分、乳脂肪分の含有割合が高い順に「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」と種類が分けられるが、固いと話題のものはいずれも「アイスクリーム」だ。ということで、市販のアイスクリームを購入し、比べてみることにした。

本命「ゴディバ」は果たして...

   用意したのは、「GODIVA ミルク チョコレートチップ」(無脂乳固形分7.3%、乳脂肪分13.8%)をはじめ、「ハーゲンダッツ バニラ」(無脂乳固形分10.0%、乳脂肪分15.0%)「セブンプレミアム GOLD 金のバニラアイス」(無脂乳固形分10.0%、乳脂肪分15.5%)「meiji GRAN ミルク」(無脂乳固形分13.0%、乳脂肪分15.0%)の4種類。同じタイミングで購入し、同じ期間、同じ冷凍庫で保存しておいた。

   開封後30秒ごとに木製のアイススプーンを突き刺し、柄がしなることなく一口分すくえるまでの時間を計測した。

   まずは開封直後のスプーンの刺しづらさ。ゴディバのアイスはほとんど入っていかず、ほぼ垂直に立った状態に。次いでハーゲンダッツ、GRANの順に刺しづらく、金のバニラアイスは比較的すんなりスプーンが入っていった印象だ。

   しばらくスプーンの柄をしならせ続けた4つのアイスだが、事態は4分半で動いた。GRAN、金のバニラアイスが、ようやく柔らかくなり、難なく一口分すくえた。

   そこから1分経過した5分半でゴディバのアイスも陥落。固さで話題になっていた同商品だが、1位を飾ることはできなかった。

   さらに3分半経った9分で、ようやくハーゲンダッツがすくえた。それでも少し力が必要だったくらいの固さで、他のアイスと同程度の柔らかさになるには9分半~10分ほど経過させたほうがよさそう。

   検証の結果、市販の「スゴイカタイアイス」暫定1位は「ハーゲンダッツ バニラ」となった。無脂乳固形分や乳脂肪分が高い順に固い、というわけでもないようだ。

   果たして「シンカンセンスゴイカタイアイス」とどちらが固いか、今度直接対決させてみたいと思う。