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記録的猛暑で「熱中症患者」大幅増加 4人に1人が「今年初めて」発症

   記録的な猛暑となっている2018年夏、熱中症患者が続出している。

   ネオマーケティング(本社・東京)の調査によると、4人に1人が今年初めて熱中症にかかっており、また自宅やオフィス内など、室内で発症したケースも多いことがわかった。

  • 「室内熱中症」も少なくない
    「室内熱中症」も少なくない
  • 「室内熱中症」も少なくない
  • 初めて熱中症になったのはいつか
  • 熱中症になった場所はどこか

5人に1人が「自宅」で熱中症に

   ネオマーケティングは2018年8月22日、熱中症を経験したことがある全国の20歳~69歳の男女1000人(各世代200人、男女半々)に実施した「熱中症」に関する調査結果を発表した。調査は同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」を通して実施した。

   1000人に「初めて熱中症になったのはいつか」を聞いたところ、最多回答は「今年」(27.2%)だった。その次に「11年以上前」(17.4%)、「去年」(15.6%)と続いた。

   「熱中症になった場所」について聞くと、最多は「屋外」(68.4%)だったが、次いで多かったのは「自宅」(21.5%)だった。また、冷房設備が整っていることが多い「オフィス内」(9.4%)や「商業施設」(3.4%)でも熱中症になっている人が一定数いることがわかった。

   総務省消防庁の発表資料によると、18年4月30日~8月19日の間に、全国で熱中症による救急搬送人員数は8万2014人(速報値)を記録している。これは前年同期比の約1.5倍の数値だ。また熱中症の発症場所の内訳を見ると、約4割が「住居」で最多となっている。屋外だけでなく、室内熱中症への危機感も必要だ。