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深夜に集まり朝帰りする母親たち 「子供は夫に預けて夜に食事会」許されるか

「深夜のママ友会、どう思いますか?」

   これは、2018年8月6日、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に投稿されたトピックスだ。投稿主は1歳の子どもを持つ母親で、定期的にママ友と夜遅く食事に行っているという。翌朝まで帰らないこともあるようで、同サイトのユーザーからは賛否両論が寄せられた。

  • 深夜のママ友会、あなたはどう思いますか?
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ネット上では賛否両論「楽しそう」「我慢できないの?」

   投稿主は以下のように綴っている。

「夫に子供を預けて、定期的に21時頃からママ友と食事をしています。23時に集まって翌朝までファミレスで過ごしたり、居酒屋で語ったりしたこともあります。夫が会社でそのことを話したら『あり得ない!』と否定的な意見が多かったようです」

   8月6日の投稿にも関わらず、ユーザーからのコメントは9月2日まで継続的に寄せられている(4日正午現在)。賛成派からは、

「楽しそうでいいなって思いますね。(中略)そういう時間がないと、やっていけないとも思いますよ」
「深夜のママ会で、子育てのあれこれ、旦那への不満あれこれ、話してストレス発散して、明日からまたお母さんがんばるんだもんね、いいと思います」
「男性が夜奥さんや子供を置いて飲みに出かけるのは一般的。男はよくて女はダメだなんて、批判する人たちはおそらく古い考えの人間なんでしょうね」

といった意見が寄せられた。反対派からは、

「私がありえないと思うのは『朝まで過ごす』ことです。翌朝、家に帰って寝るんですよね?その間、お子さんの面倒は誰が見ているのですか?」
「私もたまに集まってましたが23時なんて基本は解散する時間です。23時集合なんて考えられません...」
「お子さんが保育園や幼稚園に行くぐらいまで我慢できないのですか?」

との声が上がっている。深夜のママ友会自体はよくても、投稿主の子どもがまだ1歳であることが気になったユーザーも多数見られた。このほか、「頻度による」「夫がオッケーなら良し」といった意見がいくつか見られた。

ママの意見割れる「朝帰りはちょっと」「別にいい」

   「発言小町」を見る限り、完全な「賛成派」は少数で、「反対派」、あるいは子供の年齢やママ友会の頻度など「場合によって賛成派」が大半を占めた。

   J-CASTニュースの編集部の子育て経験者に「深夜のママ友会」について聞いた。

   現在育児中の女性社員Aさんの意見は、「別にいいじゃない」。Aさん自身、友人らと出かけて夜中に帰ることは、年に数回あるという。朝帰りは、子どもが1歳と4歳の時に計2回あったが、子どもは夫や親族らに預けて帰宅後はきちんと世話をした。投稿に対し、「(投稿主の夫が会社でそのことを話したら)否定的な意見が多かったことがショックです」と話した。

   同じく女性のBさんは「夫が子を見ているならいいのでは」とするも、「朝帰りはちょっとねえ...。23時には帰った方がいいんじゃない?」。Bさんの子育て時期は数年前になるが、当時はママ友が夜の外出時に子どもを寝かせて置いてくるケースもあった。「家に置いてくるのも怖いけれど、夜に店に連れてくるのも良くない。見てくれる人がいるなら良い」と話した。それでも投稿主の「朝帰り」には驚いたようだった。

   Bさんの近くにいた男性社員Cさんは「うちの嫁さんは午前2時くらいに帰ってくることもあるよ。朝でも全然いいんじゃない」と、かなり寛容的な様子。「深夜じゃなくても、土日の昼とか...」と言うBさんに対し、「夜しか集まれないでしょ」と返していた。