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HBC北海道放送、災害情報ツイートに奮闘 避難所の開設、交通情報...「分単位」で更新

   最大震度7の北海道胆振東部地震が、道内に大きな被害をもたらしている。被災した人たちに向けての情報提供に、地元メディアが奮闘中だ。

   「HBC北海道放送」(本社・北海道札幌市)は公式ツイッターやウェブサイトで被災地の情報を随時更新している。

  • 地震直後に札幌市中央区が停電 (画像はHBC北海道放送のツイッターより)
    地震直後に札幌市中央区が停電 (画像はHBC北海道放送のツイッターより)
  • 地震直後に札幌市中央区が停電 (画像はHBC北海道放送のツイッターより)

外国人向けに英語、中国語、韓国語でも発信

   地震が発生したのは、2018年9月6日午前3時8分ごろ。その約10分後には、HBC北海道放送の公式ツイッターは地震情報を速報し、停電の影響で信号機が消えた札幌市中央区の写真をアップした。

   以降、公共の交通機関の運休や通行止めの道路、避難所の開設、土砂崩れ、停電・断水地域などについて、随時更新している。「分単位」と言えるほど頻繁なツイートだ。

   また、HBCテレビで報道している現地の中継など一部の番組を、ユーチューブの公式チャンネルならびに無料動画配信サービス「もんすけTV」でも同時配信している。

   ツイートは外国人にも配慮もしている。「文法が間違っているかもしれない」と前置きした上で、英語、中国語、韓国語で「札幌市防災アプリ」(愛称・そなえ)を紹介している。同アプリは上記言語に対応しており、避難所情報などが確認できるという。

   HBC北海道放送のこうした勢力的な活動は、現地の情報が知りたい人にとって大きな手助けになっているはずだ。