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平成生まれ「顔写真加工」は当たり前 でも会ってみたら「えーっ、写真と違う」

   10代~20代の4人に1人が「常に」インターネット上にアップする自分のプロフィール画像を加工している。半面、相手の「加工画像」とその本人の実際の顔を比べた際、そのギャップに「がっかり」している人が多い。

   男性用化粧品の製造・販売会社「マンダム」(本社・大阪)の調査から、このような結果が明らかになった。

  • ネットとリアルのギャップにがっかりする人も…
    ネットとリアルのギャップにがっかりする人も…
  • ネットとリアルのギャップにがっかりする人も…

写真加工への意識、平成と昭和でわかれる

   調査は、2018年8月に15歳~59歳の男女1091人を対象に行われ、9月26日に結果が公表された。

   自分の写真を撮らない人を除く771人に「プロフィール写真などネット上に自分の写真を投稿するときに、写真を加工するか」を聞くと、10代・20代のいわゆる「平成生まれ」の男女が加工に積極的であることがわかった。「常にする」と回答した人の割合が最も多かったのは10代女性(36.5%)で、次いで20代女性(26.5%)となった。「昭和生まれ」の30代女性になると7.6%と一気に少なくなる。

   男性では、20代男性(25.3%)が平成生まれの女性に負けず劣らず割合が高い。「時々する」(30.1%)と合わせると、約半数が写真を加工している。10代男性では「常にする」(12.9%)、「時々する」(27.1%)とやや下がり、30代男性では「常にする」(7.4%)、「時々する」(21.0%)とさらに下がった。

   40代・50代男女は「常にする」「時々する」をあわせても1~2割程度と低い。

「奇跡の一枚だったのかも」「盛られている前提で」

   だが、写真の加工により外見に対する「期待値」が上昇し、会うと「がっかり」してしまうことも多々あるようだ。

   1度でも、ネットで出会った人と実際に顔を合わせたことがあるという463人に「ネットの写真と実際リアル(実物)にギャップを感じたことがあるか」を聞くと、10代・20代の男女の7割以上が「よくある」または「たまにある」と回答した。中でも20代男性に多く、「よくある」(40.3%)、「たまにある」(40.3%)と8割以上がギャップを感じている。

   また「容姿にギャップがあったとしたらどう思うか」という質問に対しては、10代・20代男女の6割以上が「とてもがっかり・いやだと感じる」ないしは「多少がっかり・いやだと感じる」と回答している。

   女性参加者からは「プロフィール写真はイケメンであったが、実際に会ってみたら全く違う顔つきで、顔を見(ら)れないほどであった」「正直別人であった、奇跡の一枚だったのかも・・・」といった残念なエピソードも明かされた。

   こうした事態を防ぐため「他の写真がないか、別SNSアカウント含め探す」「ギャップにがっかりしないよう、盛られている前提で会うようにする」と対策を打つという意見もあった。