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キンコン梶原「ユーチューバー」で勝負 草なぎ剛も未達の「登録100万人」なるか

   お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太さんが2018年10月1日、ユーチューバー「カジサック」として本格始動した。

   2019年末までにチャンネル登録者数100万人に達しなかった場合は芸人を引退するとの意気込みだが、2日時点で登録者数は約3万人とイマイチだ。芸能人でも、ユーチューブ配信で登録者数や再生回数が伸びないケースはあり、誰もが成功しているとは言い難い。

  • キングコング・梶原さんがユーチューバーに (画像は本人のツイッターより)
    キングコング・梶原さんがユーチューバーに (画像は本人のツイッターより)
  • キングコング・梶原さんがユーチューバーに (画像は本人のツイッターより)

相方西野は挑戦を応援「肩書きは何でも良い」

   「何か新しいチャレンジをしたい」「ユーチューブとテレビの壁をぶちやぶりたい」として、ユーチューバーになった梶原さん。1本目の動画では、その決意表明をよしもとクリエイティブ・エージェンシーの藤原寛社長に伝えにいく模様を公開した。登録者数が100万人に達しなかった場合は「吉本からボクをクビにしてください」と伝えた。

   相方の西野亮廣さんは10月2日朝、「相方が芸人を辞めるらしい」と題したブログを更新した。

「僕は他人の肩書きに口を挟むほど下品な人間ではありませんので、相方が漫才師であろうが、YouTuberであろうが、寿司職人であろうが別に何でも良いのですが、どうやら、来年末までにYouTuberの登録者数が100万人を突破しないと芸人を引退されるらしいです」

   自身も2016年に「芸人引退」宣言をしており、相方の肩書きが変わることには特段関心はないようだ。最近は絵本作家としての活躍が目立つ西野さんだが、18年8月には「ダンサー」になる宣言をしている。ブログでは梶原さんの動画の内容を大々的に取り上げ、最後はエールで締めた。

「とは言うものの、本人が『挑戦する』と言っているのですから、応援しない理由は一つもありません。てなわけで、梶原君のYouTubeを宜しくお願い致します」

「成功」少ない芸能人、でもアノ芸人は...

   ここ1年、ユーチューバーとしての活動を始める芸能人が増えている。最近では、女優の本田翼さんが9月22日にゲームチャンネルを開設し、1日で登録者数27万人を突破する反響を呼んだ。10月2日現在では87万人を超えている。また、17年9月にユーチューバーデビューした草なぎ剛さんは登録者数82万人だ。

   だが、2人のような「成功例」はそう多くはない。17年1月に始めたモデルのJOYさん(登録者数1万3000人)、18年1月に始めた「カンニング」の竹山隆範さん(同4万6000人)、3月に始めた「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さん(同1万人)、4月に始めた梅宮アンナさん(同3500人)と、ファン獲得に苦しんでいる。日本のトップユーチューバーの「HIKAKIN(ヒカキン)」さん(同660万人)や「フィッシャーズ」さん(同500万人)と比べると、相当差がある。

   こうした中、ピン芸人の「ゴー☆ジャス」さんが健闘している。ゲームアプリの紹介がメインで、登録者数は35万人を突破している。1本の動画再生回数は数万回だが、ほぼ毎日の更新でゲームファンを中心に固定客がついている印象だ。

   梶原さんは今後の動画の内容については、スポーツ選手、ミュージシャン、芸人、ユーチューバーを招く企画や、ロケに出る企画を考えているという。はたして19年末までにどこまで登録者数を伸ばせるか。