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子どもの習い事に水泳いかが スーパーアスリート生む「体づくり」に実績

   子どもの習い事で、水泳が人気だ。日本の競泳界では、池江璃花子選手、瀬戸大也選手、萩野公介選手といった若きスターの台頭がめざましい。

   だが、幼少期の水泳経験は競泳選手だけでなく、他の競技のアスリート育成にも貢献しているかもしれない。

  • 世界で活躍するアスリートの中で「水泳」を習っていた選手は多い
    世界で活躍するアスリートの中で「水泳」を習っていた選手は多い
  • 世界で活躍するアスリートの中で「水泳」を習っていた選手は多い

「習わせているスポーツ」トップの61%

   妊娠・出産・育児のソリューション事業会社「ベビーカレンダー」(本社・東京)は、10月8日の「体育の日」にちなんでスポーツに関する調査結果を2018年10月4日に発表した。調査はパパ・ママ285人を対象に実施された。

   「子どもに習わせているスポーツはあるか」との質問には、「ある」と答えたのは10.9%と約1割に留まったが、そのうち約6割が、習わせているスポーツとして「水泳」(61.0%)と答えた。2位の「体操」(25.0%)とは大きな開きがある。

   また「今後子どもにさせたいスポーツ」についても、1位「水泳」(57.7%)、2位「サッカー」(30.9%)と圧倒的な人気を誇っている。

   こうした水泳人気の傾向は、ウェブ上での多機能連絡網「らくらく連絡網」を運営する「イオレ」(本社・東京)が2018年7月に発表した調査でも見られた。

   0歳から小学6年生までの子を持つ親1751人に「現在の子の習い事」を聞いたところ、最も多かったのが水泳だ。習い事をしている子2715人に対し、35.6%にあたる966人が水泳を習っていることがわかった。「習い事を始めたきっかけ」については、「体力づくりや運動能力の向上につながるから」(55.4%)、「子どもの意志」(52.4%)といった理由が目立った。

大谷翔平、本田圭佑、荒川静香も

   水泳を幼少期に習っていたスーパーアスリートは、競泳界以外にも多い。

   今年米大リーグに挑戦し、投手と打者の「二刀流」で沸かせたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手もそのひとりだ。2015年1月放送のNHK「サンデースポーツ」で、小学校時代にスイミングスクールに通っていたことを明かしている。

   野球選手は多く、前田健太投手(ロサンゼルス・ドジャース)、菅野智之投手(巨人)、小林誠司捕手(巨人)、藤浪晋太郎投手(阪神)、則本昂大投手(楽天)、炭谷銀仁朗捕手(西武)が公言している。前田投手と菅野投手は「体づくり」を目的として習っていたと話している。

   ほかにも、サッカーの本田圭佑選手、テニスの錦織圭選手、フィギュアスケートの荒川静香さん、卓球の福原愛さんがいる。

   水泳の経験が、その後の輝かしいスポーツ人生に少なからず影響したかもしれない。