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日本一のチーズ「ジャパンチーズアワード」決定 250種類の頂点「タカラのタカラ」とは

   日本一のナチュラルチーズを決める大会「ジャパンチーズアワード」が2018年10月21日、東京都内で行われた。

   ジャパンチーズアワードは、チーズ文化の普及を目指す「チーズプロフェッショナル協会」(東京都千代田区)が主催する。2014年に始まり、2年に1度開かれている。

  • タカラのタカラ
    タカラのタカラ
  • タカラのタカラ
  • 大会の様子

グランプリ品はコーヒーと相性良し

   今年は80団体が参加し、約250種類のチーズがエントリー。カマンベール、ブルーチーズ、モッツァレラといった有名な種類から、シェーヴル(山羊乳製チーズ)、デザートチーズといったものまで幅広い応募があった。

   グランプリには、北海道喜茂別町のチーズメーカー「チーズ工房タカラ」が出品したハードチーズ「タカラのタカラ」が選ばれた。広大な牧草地で育った牛の乳を使い、牧場に併設した工房で数か月熟成させて作られる。チーズ工房タカラの代表・斉藤愛三さんは、「そのまま食べるのはもちろん、最近はコーヒーと楽しんでいただくこともお勧めしています」とコメントしている。

   また部門賞には、「チーズ工房那須の森」(栃木県)の「森のチーズ」、「CHEESE STAND」(東京都)の「東京ブッラータ」、「三良坂フロマージュ」(広島県)の「三次の鵜飼」などが選ばれた。

   会に出席した吉川貴盛・農林水産大臣は、「日本のチーズは塩分を控えめにするなど色々な工夫をしている。(現状、輸出量は少ないが)世界の競争力に勝てるチーズになるだろう」と太鼓判を押す。チーズプロフェッショナル協会の本間るみ子会長も、「さまざまなチーズの普及とともに(国内の)チーズのレベルは年々上がっている」と話した。