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「カステラ売り切れ」ツイッターで突如大注目 そして事態は思わぬ方向に...

   「カステラ売り切れ」。2018年12月19日昼ごろ、ツイッター上に「衝撃」が走った。「欲しかった」「こんなに早く売り切れるとは」と嘆く声も上がっている。正午ごろには、ツイッターのトレンド欄にもこのワードが見られた。

   突如、カステラが話題沸騰となった経緯を探った。

  • 19日14時50分ごろの物販コーナー
    19日14時50分ごろの物販コーナー
  • 19日14時50分ごろの物販コーナー

ラルクと文明堂がコラボ、2時間足らずで完売

   「カステラ売り切れ」に関するツイートをたどってみると、12月19日・20日に東京ドームでコンサートを行う4人組ロックバンド「L'Arc-en-Ciel(ラルクアンシエル)」が会場限定で販売している商品「ラルカステランシエル」(1200円)を指しているようだ。カステラで有名な菓子製造販売店「文明堂」とのコラボ商品で、カステラ自体とパッケージにラルクのメンバーと思われるイラストが描かれている。

   ラルクは今回30近いコンサートグッズを販売しているが、東京ドーム限定の商品が3種あり、そのひとつがこのカステラだった。コンサートの公式ツイッターによると、カステラが売り切れたのは11時39分。物販の開始が10時だった。カステラが2時間足らずで売り切れたことには驚きの声がツイッターで上がっていた。

   ほかのグッズ人気も高く、12時59分までに「ファーリボンシュシュ(グレー)」と「らる栗((中見出し)栗入りどら焼)4個入り」(いずれも2000円)の19日販売分が完売した。14時34分までにはシュシュのブラックと一部Tシャツも売り切れた。

「カスハラ」との並びで思わぬ誤解が...

   ツイッターのトレンド欄に「カステラ売り切れ」が載った同じ時間帯に、別の2つの注目ワードがあった。ひとつは、ラルクの公演の愛称である「ラルクリ」。もうひとつは「カスハラ」(カスタマーハラスメントの略)だ。カスハラは、19日放送の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)が取り上げたことによる反響が要因と思われるが、ラルクとは一切関係がない。

   ところが、「ラルクリ」「カステラ売り切れ」「カスハラ」が相互に関連しているとみられたのか、思わぬ誤解を生みかけた。ツイッターにはこんな声が上がっている。

「2つ(カステラ売り切れとカスハラ)がツイッターのトレンド入りし、カステラ買えた自慢することをカスハラと呼ぶような流れになってしまった これは後世に語り継がれられるレベルの偶然の事件」
「トレンド見たら、カステラ売り切れで『なんでカステラ買えないんですか!』ってカスハラが起こったのかと思うじゃん」
「カステラを強引に口に詰め込むハラスメントなのかと思ったら違った」