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自由過ぎるツイッターアイコン 「わさビーフ」日替わりキャラが面白い

   ツイッターアイコンは、アカウントにとって「顔」と言える部分だ。企業の場合、会社ロゴや、社を代表する商品やサービスの画像で固定している例が多い。

   だが、ツイッターアイコンをこまめに変化させて話題を作り、フォロワーとの距離感を縮めているアカウントもある。ポテトチップスの「わさビーフ」で知られる山芳製菓だ。

  • ヲリハラ氏お気に入りの「さくらの日2017」アイコン
    ヲリハラ氏お気に入りの「さくらの日2017」アイコン
  • ヲリハラ氏お気に入りの「さくらの日2017」アイコン
  • 「みたらし団子の日」アイコン
  • 「みたらし団子の日」食べちゃったアイコン
  • 「王様の食パンの日」アイコン(1)
  • 「王様の食パンの日」アイコン(2)
  • 「王様の食パンの日」アイコン(3)
  • ヲリハラ氏お気に入りの「女性雑誌の日」アイコン
  • 「牛対決!どっちのアイコンが『イケ牛』か?キャンペーン」ノザキのコンビーフ使用アイコン
  • 「牛対決!どっちのアイコンが『イケ牛』か?キャンペーン」山芳製菓使用アイコン
  • 「わさビーフ」基本アイコン

「記念日仕様」に何度も変えてみたら...

   山芳製菓の直近ツイートを見ると、3月1日「マヨネーズの日」は、わさビーフ公式キャラクターで牛の「わさっち」がマヨネーズを持ち、3月5日「バウムクーヘンの日」は、わさっちがバウムクーヘンを食べているアイコンに変化している。

   J-CASTトレンドは2019年3月5日、山芳製菓の公式ツイッターアカウントを運用しているヲリハラ氏に電話取材し、まめに変える理由を尋ねた。

「アイコンの話題は他のツイートと比べて話しかけてもらいやすく、予想だにしないコメント、ツッコミがたくさんもらえます。それをきっかけに新しいアイデアや他企業とのコラボ企画が生まれていく、という流れができています」

   アイコンを日替わりさせ始めたのは、16年2月22日。ヲリハラ氏は毎朝、その日の記念日を紹介するツイートをしており、この日は「猫の日」、「忍者の日」など、さまざまあった。そこで「わさっちにヒゲを生やして猫にしたり、忍者服を着せたりとアイコンを複数回変えてみた」ところ、「毎日アイコンを変えてほしい!」と期待のリプライ(返信)がフォロワーから多数寄せられたのだ。

「これはもうやるしかないなと (笑) 以来、『わさっち』、『社名』、『わさビーフ』の3要素を入れつつ、こまめにアイコンを作り変えています。手間はかかりますが大変だと感じたことはなく、楽しみながらやっています」

「ライブ感」を大切に、フォロワーと一緒に楽しむ

   反響が多いのは、時間経過と共に変化する「食に関する記念日のアイコン」。例えば、毎月3日~5日の「みたらし団子の日」の場合だと、わさっちが朝の時点では5本のみたらし団子を持っていたはずが、夕方になるとアイコンから団子が消えてしまっている...。

「『わさっちが食べちゃった系』や、その逆に『食べ物が増えちゃった系』アイコンは人気です。『夕方まで残っていないだろう』、『今日は増えてるかな』と予想して楽しんでもらっています(笑)。『ライブ感』を大切にしながら、フォロワーと一緒に楽しみたいので、反応を見つつアイコンを変化させたり、させなかったり...『絶対こうする!』と決めず、自由にやっています」

   また「アイコン変化」を通じて、18年8月に他社公式アカウントとユニークなコラボを行った。「うし」つながりで、「土用の丑(うし)の日」に「ノザキのコンビーフ」とお互いのアイコンの牛を交換し、「牛対決!どっちのアイコンが『イケ牛』か?キャンペーン」を実施。2500を超える票が投じられ、話題となった。

   最後にヲリハラ氏は、こう語った。

「期待に応える形で始めたことですが、今ではなくてはならないコンテンツです」