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都心に現れた「幻のバー」 「コロナ」ビールを買ったら秘密の扉が開いた

   輸入ビール「コロナ エキストラ」が、ゴールデンウイークの2019年4月27日~5月6日、東京都内で「Corona PARADISE BAR」をオープンしている。

   開催場所は「都内某所」としか事前に明かされず、「幻のバー」とうたっていたが、J-CASTトレンドではコロナの公式ツイッターを参考にするなどして何とか情報を入手し、開店日の4月27日に取材した。

  • 「幻のバー」を見つけ、くつろぐ人たち
    「幻のバー」を見つけ、くつろぐ人たち
  • 「幻のバー」を見つけ、くつろぐ人たち
  • 外に置かれた自販機、隣には謎のガードマン
  • 自販機をよく見ると、買えるのは「コロナ」だけ
  • バーカウンターでは、冷えた「コロナ」が
  • エメラルドグリーンの海には「THIS IS LIVING.」と書かれている
  • サボテンをはじめ、植物の緑が映える
  • 取材中も、自販機で「コロナ」を購入して中に入っていく人がいた

ビーチベッドにハンモック、砂地の地面に美しい海

   記者が訪れたのは、東京・渋谷の公園通りスペース。工事中ではないかと思われる、白く高い壁に覆われた一角が見つかった。中の様子は分からない。自動販売機が1台置かれていた。見ると、購入できるのはコロナだけで、価格は500円。硬貨を入れると、缶のコロナが出てきた。

「おめでとうございます。こちらが招待券になっています」

   それまで無言で自販機の脇に立っていたガードマンが、笑顔で近づいてきた。促されるままにコロナを渡すと、中へ通じる扉を開けてくれた。目に入ってきたのは、緑がまぶしい熱帯植物の数々、ビーチベッドやハンモックが置かれ、地面は砂地になっている。奥の壁はエメラルドグリーンの美しい海のイメージで、そこにはコロナのブランドメッセージ「THIS IS LIVING.」と書かれていた。バーカウンターも設けられ、キンキンに冷えてライムの挿さった、コロナの瓶が出されていた。

   10連休初日の都心に、突如出現した常夏のビーチリゾート――。周りには、コロナビールを手に談笑したり、ビーチベッドに体を横たえてくつろいだりしている男女の姿があった。「秘密の場所」のはずが、この人たちはどうやって見つけたのだろう。

   東京都内のIT企業に勤める28歳の男性はJ-CASTトレンドの取材に、コロナのツイッターに投稿されていた「Corona PARADISE BAR」情報を「友人がLINEにアップしていたのを見て、知りました」と明かした。場所の謎解きを「面白そう」と調べていくうちに、自身が詳しい渋谷だと確信、オープン時間の13時を少し過ぎたあたりで到着したという。この日は「コロナ」を飲んだり、ハンモックに揺られたりしてリラックスした時間を過ごしたと話した。

「普段は仕事で忙しいです。ゴールデンウイークが始まって、ここでちょっとしたお祭り気分を味わえて、楽しいですね」

と笑顔を見せた。