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コーヒーの豆かすで染めたTシャツ ファッション業界でフードロス問題に挑む

   「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」は2015年2月にスタートしたブランドで、廃棄予定の野菜や食材を衣類の染料として活用することで、ファッション業界からフードロス問題に取り組んでいる。

   同ブランドを展開する豊島(愛知県名古屋市)は2019年5月17日、新商品のTシャツを発表した。

  • かぐれとコラボレーションした「FOOD TEX Tシャツ」
    かぐれとコラボレーションした「FOOD TEX Tシャツ」
  • かぐれとコラボレーションした「FOOD TEX Tシャツ」
  • コーヒー、緑茶で染めた靴下(オリジナル商品)
  • 紫キャベツ、ブルーベリーで染めたネクタイ、アクセサリー(オリジナル商品)
  • フードテキスタイルの製造工程

50種類の食材から500種類の染料を開発

   フードテキスタイルでは、サラダクラブやカゴメ、タリーズコーヒージャパンといった国内の食品関連企業や農園から食材を購入し、食材ならではの色を独自の技術で染料化。従来捨てられていた規格外の食材や、カット野菜の切れ端、コーヒーの出し殻などを基に染め上げた生地でできた、オリジナルの衣服やファッション雑貨を販売しているほか、アーバンリサーチなどのアパレルブランドともコラボレーションしている。

   豊島によると、1つの食品から複数の色の染料を製造しており、今までに小松菜や紫キャベツ、コーヒー豆や茶葉など約50種類の食材を使って、500色以上の染料が開発されている。

   新商品は、アーバンリサーチが展開するブランド「かぐれ」とのコラボレーション商品。ブルーベリーやタリーズのエスプレッソコーヒーの豆かすで染め上げたTシャツで、5色展開している。