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紀平梨花と小林陵侑「北京冬季五輪」早くも照準 JOCスポーツ賞授賞式

   日本オリンピック委員会(JOC)は2019年6月14日、優れたアスリートなどを表彰する「平成30年度JOCスポーツ賞受賞者表彰」と、過去のオリンピックの映像をバックにオーケストラが名曲を演奏する「オリンピックコンサート2019」を東京・千代田区の東京国際フォーラムで開催した。

   授賞式にはフィギュアスケート女子の紀平梨花選手、スキー・ジャンプ男子の小林陵侑選手など2018年度に活躍したアスリートが出席し、受賞を喜んだ。

  • 新人賞を受賞した紀平梨花選手
    新人賞を受賞した紀平梨花選手
  • 新人賞を受賞した紀平梨花選手
  • 表彰状を読み上げるJOC竹田恒和会長
  • 受賞の感想を語る紀平選手(左)と司会を務めた俳優の藤本隆宏さん(右)
  • 受賞を喜ぶ小林陵侑選手(左)と空手道の喜友名諒選手(右)
  • 宮下純一さん(左)と大林素子さん(右)
  • 最優秀賞のテニス・大坂なおみ選手はビデオメッセージで登場
  • 登壇した受賞者たち
  • 授賞式・コンサートの司会を務めた藤本隆宏さん
  • 「3月9日」を熱唱する藤巻亮太さん
  • コンサートを終えたオーケストラのみなさん

紀平選手「優勝」、小林選手「金メダル」に向け決意

   JOCスポーツ賞授賞式では紀平選手ら現役選手のほか、「オリンピック・ムーブメントアンバサダー」としてJOCのイベントへの積極的な参加が評価され「特別貢献賞」を受賞した元バレーボール女子日本代表の大林素子さんや、競泳男子元代表の宮下純一さんら12人が登壇した。

   新人賞を受賞した紀平選手は、2018年12月にカナダ・バンクーバーで開かれたフィギュアスケートのグランプリファイナル・女子シングルで弱冠16歳ながら優勝を果たした。受賞の感想を聞かれ、

「このような大きな賞をいただけて、本当にうれしく思っております」

と述べた。今後の目標については、

「北京オリンピックで優勝するという事が夢なので、これからも一年一年成長できるように頑張りたいです」

と、3年後の大会へ向けて覚悟を示した。

   特別栄誉賞を受賞した小林選手は、2018-2019シーズンのスキージャンプ・ワールドカップで日本人初の総合優勝に輝いた。

「格別な賞をいただいて、光栄な気持ちです」

と喜び、自身初の五輪でのメダル獲得へ向けてこう決意を語った。

「北京オリンピックで金メダルを取れるように頑張っていきたいと思います」

「暑い時期にすいません」 藤巻亮太さん「粉雪」熱唱

   1997年の初開催から22年目を迎えた「オリンピックコンサート」では、指揮者の粟辻聡(あわつじ・そう)さんによるオーケストラ「THE ORCHESTRA JAPAN」が全12曲を披露した。

   2020年春のNHK連続テレビ小説のモデルとなる作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)の作品「オリンピック・マーチ」や、SF映画「E.T.」のテーマ曲「地上の冒険」といった名曲を、過去の五輪の名シーンや現役選手の雄姿を映した映像をバックに、オーケストラが力強く奏でた。

   スペシャルゲストとして、活動休止中の人気バンド・レミオロメンでボーカルを務めた藤巻亮太さんが登場。

「夏へ向かう暑い時期にすいません」

と言いながら、オーケストラをバックにヒット曲「粉雪」を熱唱した。また、2008年の北京五輪の民放中継テーマソングに使われた「もっと遠くへ」と、卒業式の定番ソングとして知られる「3月9日」も合わせて披露。会場は盛大な拍手に包まれた。