J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

550種類のレトルトカレー集合! 牡蠣に納豆、白桃カレーが「本棚」に並ぶ

   東京・東武百貨店池袋本店8階催事場で2019年7月11日、全国各地のレトルトカレー約550種類を販売するイベントが始まった。カレーがひときわおいしくなる真夏到来を前に、特に30~40代のカレー好きを呼び寄せたいという。

  • 500種類のカレーが並ぶ「本棚」。最近は背表紙にも拘る商品が増えてきたという
    500種類のカレーが並ぶ「本棚」。最近は背表紙にも拘る商品が増えてきたという
  • 500種類のカレーが並ぶ「本棚」。最近は背表紙にも拘る商品が増えてきたという
  • 黒ゴマ、カルダモン、ココナッツ……。おいしさを決める隠し味も多種多様に
  • 全国の民芸産地が作ったこだわりのカレー皿

「おいしいレトルト」にこだわった初のイベント

   「カレーとうつわと」というタイトルのイベントは16日まで開催。会場中央には、色とりどりのパッケージのレトルトカレー約500種類が書店の本棚のように並べられている。個性的な品物を揃えるスーパー「北野エース」が、商標登録している「カレーなる本棚」の陳列方法を提供。全国の「北野エース」で展開される「カレーなる本棚」だが、「500種類のカレーを並べたのは初めてです」と「北野エース」担当者。

   「本棚」以外にも50種類が並ぶ。食材は、おなじみのビーフやチキンから、ご当地カレーの牡蠣、納豆、白桃、さくらんぼなど個性的なものまでまったく多種多様。カレー・スパイス料理研究家の一条もんこさんがセレクトした。「地下の食品売り場でも、比較的高価なレトルトカレーの売れ行きが最近増えているため、『おいしいレトルト』にこだわった初めてのイベントを企画しました」と、東武百貨店催事部の岡野裕一郎マネージャーは話す。

   民間調査会社によれば、レトルトカレーの売上高はいまや固形のルーを上回る。共働き世帯の増加で時短ニーズが高まっていることが背景とされ、メーカー側も味にこだわる新商品開発に積極的だ。

   「カレーとうつわと」の会場では、長崎の波佐見焼、島根の柚師窯など全国の民芸18産地が、自宅で使うお洒落で趣味のよいカレー皿などの器を限定販売し、「こだわりカレーはこだわりの器で」と呼びかける。また最近大人気のスパイスカレーも、発祥地とされる大阪の名店など6店舗が出店。会場には食欲を誘うスパイスの香りが漂っている。