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「オリンピック」を芸術の視点から捉える 「芸術競技」などの貴重な作品が集う展覧会

   国際オリンピック委員会(以下、IOC)の文化教育機関「オリンピック文化遺産財団」と三井不動産(東京都中央区)は、2020年4月24日から、東京・日本橋にある三井記念美術館で「知られざる芸術と文化のオリンピック展」を開催する。

   オリンピックを「芸術」の視点から捉える展覧会で、かつて行われていた「芸術競技」など、過去の貴重な作品が展示される。

  • 「知られざる芸術と文化のオリンピック展」
    「知られざる芸術と文化のオリンピック展」
  • 「知られざる芸術と文化のオリンピック展」

芸術競技の出品作品から、オリンピックポスターまで

   本展覧会は、IOCが主導のプロジェクト「オリンピック・アゴラ」の一環として行われ、オリンピックの芸術と文化を象徴する貴重な資料や作品を展示する。

   1894年にIOCを創設し、近代オリンピックを誕生させたフランスの教育者ピエール・ド・クーベルタン男爵。展覧会では、彼がオリンピックに込めた想いや取り組んだ活動を知れる資料も展示される。公式サイトによると、展示資料はスイス・ローザンヌの「オリンピックミュージアム」以外では公開されたことのなかった貴重なものという。

   また、1948年のロンドンオリンピックまで実施されていた「芸術競技」で出品された作品の展示も行う。芸術競技は文学、絵画、建築、彫刻、音楽の5種目があった。世界各国のアーティストたちがスポーツをテーマに作品を出品し、優秀者にはメダルが授与されていた。

   さらに、これまで世界各国で開催されてきたオリンピックの「ポスター」も展示される。ポスターは手掛けたアーティストによってそれぞれ作風や色使いが異なり、個性豊かなものばかりだ。展覧会では、オリンピック開催初期の作品から、有名アーティストが手掛けたものまで、多くの作品を見ることができる。

   「知られざる芸術と文化のオリンピック展」は、6月16日まで開催される。

   本展覧会を筆頭に、IOCは、スポーツと文化を融合させることを目的としたプロジェクト「オリンピック・アゴラ」を東京・日本橋で展開していく。三井不動産はそのオフィシャルパートナーとして、今後も展示会や特別プログラムなどのアクティビティを企画している。