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新型コロナ集団感染対策に換気、でも花粉症 侵入減らす工夫は意外と簡単

   厚生労働省は、新型コロナウイルスの集団感染には「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」という共通点があると、公式サイトで紹介している。

   感染対策として換気が必要だ。しかしこの時期、花粉症に悩まされている人は、できれば窓を開けたくない。妙案はないものだろうか。

  • 春先の上手な換気方法は
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窓全開1時間で花粉1000万個!4分の1に減らす方法

   環境省「花粉症環境保健マニュアル」によると「窓を細めに開け、レースのカーテンを通して風を入れる」のがコツであるようだ。例えば3LDKのマンション1戸で窓を全開にして1時間換気した場合、侵入する花粉は約1000万個だが、このマニュアルに従えば約4分の1に減らせるという。なお、入ってきた花粉は床やカーテンなどに多数残っているので、掃除やカーテンの定期的な洗濯が大切だ。

   天候や時間帯にもポイントがある。イオングループの家事代行業者 「カジタク」は公式サイトで、飛散量が多く、花粉が侵入しやすくなる昼間~夕方頃ではなく、飛散が少ない夜中か早朝の時間に換気を勧めている。昼間~夕方に行う場合は網戸を使うと、花粉の侵入を少し防ぐことができる。

   家庭用エアコンメーカーのダイキン工業(大阪市)は「朝から雨が降っている日」はスギ花粉が開花できず、花粉が少ないので「雨の日を利用して上手に換気を」と公式サイトで言及している。また換気扇の利用は「花粉が室内に入ってくるのを抑制する」としている。