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遠隔操作で運搬作業や現場と会話できるロボット テレワーク進む社会で導入促進を

   サービスロボットを開発するスマートロボティクス(東京都千代田区)は、遠隔操作で運搬のような軽作業や会話もできるロボット「テレワークロボット」の販売受付を、2020年4月24日より開始した。

  • 遠隔操作で運搬などの軽作業が可能
    遠隔操作で運搬などの軽作業が可能
  • 遠隔操作で運搬などの軽作業が可能

大型ショッピングモールやホテルに期待

   ロボット本体には物品を置くための台や、操縦者の顔などを表示するディスプレー、ロボットの前後左右の様子を上から見られる魚眼レンズが取り付けられている。自宅はじめ現場と離れた場所からロボットを専用コントローラーで操作し、運搬や配膳、さらにその場の人と会話ができる仕組みだ。

   J-CASTトレンドがスマートロボティクスの担当者に電話取材をすると、「すでに中国では飲食店での配膳業務に広くサービスロボットを導入している」という。「大型ショッピングモールのようなサービス業を中心に導入を促進したいと考えている。街中の様々なシーンで作業用のロボットが活躍している状況を作ることで、社会全体でテレワークやロボットを使ったリモートワークを導入しやすい流れを生み出していきたい」と話した。

   新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務の動きが広がっている今の社会にも「テレワークロボット」はマッチしていると担当者。「新型コロナウイルスの軽症患者が待機しているホテルから『導入したい』との声もある」と話した。

   ロボットのサイズは400ミリ× 500ミリ× 1400ミリ(カメラ部含む)予定。

   価格は98万円+月額費(通信料金、サーバー料金、サポート料金・2万5000円〜、税別)。