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ポーラ美術館「モネとマティス ―もうひとつの楽園」展 コロナ対策徹底

   ポーラ美術館(神奈川県箱根町)は、「モネとマティス ―もうひとつの楽園」展を2020年6月1日~11月3日まで開催する。

  • モネとマティスの「楽園」を展示
    モネとマティスの「楽園」を展示
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「睡蓮」の連作は7点出品

   国内借用作品約30点を含むモネとマティスの作品約70点に、同館のコレクションの中から関連作家の作品約20点を加えた約90点を展示。当初、海外10か所から20点、国内21か所から約30点の作品を借用し、計90点のモネとマティスの作品を紹介する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で海外借用作品20点の展示を延期せざるを得ず、今回の開幕時点では展示内容を変更した。

   19世紀から20世紀にかけてのフランスでは、モネとマティスの「楽園」は、急速な近代化や戦争などの混乱した社会状況のなかにあって欠くことのできない絵画の主題であると同時に、制作の場であり生きる環境でもあったという。

   同展示ではふたりの芸術家がいかにして「楽園」を創りあげ、作品へと昇華させていったかを検証する。

   また、同館の印象派コレクションを追加展示。印象派やポスト印象派の画家たち、そして20世紀の画家たちの作品を展示する。同時代に活躍していた画家たちとモネとマティスの作品をあわせて鑑賞することで、ふたりが生きた時代の芸術をより深く理解できるという。

   モネの作品は画業の初期から晩年までを展示し、「睡蓮」の連作は7点出品。さらに、日本国内のコレクションが少なく、まとめて見られる機会の少ないマティスは油彩画24点のほか、挿絵本、コラージュなどバラエティに富んだ作品を鑑賞できる。

   会期中は無休(展示替えによる臨時休館あり)、開館時間は9時~17時(最終入館は16時30分)。

   なお、再開にあたっては新型コロナウイルス感染症・拡大防止策として、入館制限や駐車場の運営台数制限、入館時の体温チェック、ソーシャルディスタンスの確保などを徹底していくという。