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札幌市電がマスク着けて走ってる! お目にかかれたら超ラッキーな路面電車

   「僕もマスク着けてみました」。札幌市交通事業振興公社の公式ツイッターアカウントが2020年6月2日に投じた写真が「かわいい」と好評だ。市民や観光客の足として親しまれている札幌市の路面電車が、マスクを着用しながら街中を走行している様子を収めている。

   写真には「市電ご利用の際は、マスク着用にご協力ください」の一文が添えられた。ヘッドライトを両目に見立てたフォロワーは、「顔にみえてきました」、「似合ってますね」と好意的なリプライを寄せている。

  • マスクを着けて走行中の240形の241号車
    マスクを着けて走行中の240形の241号車
  • マスクを着けて走行中の240形の241号車
  • 通常の240形の241号車

何両走っているのか聞いてみた

「マスクを着けている路面電車は36両中、2両だけです。210形の211号車と、240形の241号車ですね。1週間ほど前に企画し、6月2日から運行しています。路面電車にマスクを着用させる試みは今回が初めてです」

   札幌市交通事業振興公社の電車事業所担当者は、J-CASTトレンドの取材にこう答えた。毎日同じ電車が走っているとは限らないため、もし乗れたり、街で見かけたりしたらラッキーだ。

   マスクはビニール素材で「余っているテーブルクロス生地を使って制作した」と語る。落下したりして運行に支障が出たりしないよう、安全に配慮して設置しているという。

   新型コロナウイルスの感染予防のため、札幌市交通事業振興公社は路面電車利用時に「マスクを着用すること」や「大きな声での会話を控えること」を乗客に求めている。今回の取り組みもその一環だ。前出の担当者によると、現状ほとんどの人がマスクを着用しての乗車に協力しており、「マスクをしていない人はごく一部」。ツイート拡散によって、さらなる"マスク着用の必要性アピール"に繋がればと期待を寄せていた。