J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「サイゼリヤ警察」きょうも出動 「サイゼリアじゃない」と指摘し取り締まる

   ツイッターに、「バーモントカレーをバーモンドカレーと思ってた」など、様々な覚え間違いが書き込まれている。2020年12月7日夜には、「#ずっと間違えて覚えてたこと選手権」というハッシュタグが盛り上がりをみせた。

   あなたには、今まで間違ったまま覚えていた言葉はあるだろうか。

  • 「サイゼリア」じゃなくて「サイゼリヤ」(画像はイメージ)
    「サイゼリア」じゃなくて「サイゼリヤ」(画像はイメージ)
  • 「サイゼリア」じゃなくて「サイゼリヤ」(画像はイメージ)

「サイゼリアだとずっと思ってた」

   ほかにも

「6Pチーズをずっと『ロクピーチーズ』と言っていた。正解は『ロッピーチーズ』」 「枝豆と大豆って違う豆だと思ってた」

と、様々な勘違いが続々と書き込まれ、一時「#ずっと間違えて覚えてたこと選手権」のワードがツイッターにトレンド入りした。

   とくに多い覚え間違いに「サイゼリア」がある。低価格でイタリアンが食べられると人気のファミリーレストランチェーン「サイゼリヤ」のことだ。音も似ていて確かに間違いやすい。ツイッターには「サイゼリアだと思ってたのにサイゼリヤ ヤ?えぇ?ヤ?」、「サイゼリアだとずっと思ってた」といったツイートが。

   ただ、今でも間違いに気づかず、「サイゼリア」と書き込む人も非常に多い。ツイッターには、このような人たちを日々取り締まる「サイゼリヤ警察」というアカウントが存在する。

「5分ほどのパトロールで112件摘発しました」

   サイゼリヤ警察は、日々ツイッターで「サイゼリア」と誤って変換して書き込まれているツイートを探し、該当ツイートに「いいね」を押して間違いを知らせ「摘発」を行うアカウント。20年4月15日の投稿には「サイゼリア・ゼロ」を目指し啓蒙活動中、とある。

   パトロールの前には決まって「只今よりパトロールを開始します」と合図を投稿。その後「5分ほどのパトロールで87件摘発しました」、「5分程のパトロールで112件摘発しました」と、短時間でかなりの数を摘発する。

   取り締まりの目は非常に厳しい。9月23日の投稿では、

「摘発されたくなければ、『サイゼリア』と呟かないことです」

とぴしゃり。

   著名人への「摘発」も容赦ない。20年9月16日には「湘南乃風」のHAN-KUNさんが「サイゼリア」のハッシュタグを付けてサイゼリヤの看板メニュー「ミラノ風ドリア」の画像をツイッターに投稿。その4日後、サイゼリヤ警察に「いいね」されることとなった。

   同アカウントを知るユーザーからの「タレコミ」もあるようだ。20年8月26日には「TRF」のDJ KOOさんが、複数のタレコミによってサイゼリヤ警察に「いいね」を押された。そのほか、人気ユーチューバーの大松絵美さん、20年4月5日には小沢健二さんまでもが「いいね」を押される事態になっていた。