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「密」やCO2濃度など空気の質を見える化する Wi-Fi接続の環境センサー

   パソコンおよびスマートフォン(スマホ)周辺機器などを手がけるラトックシステム(大阪市)は、環境センサー「RS-WFEVS1」を2020年12月下旬に発売。

  • 把握の難しい「密」を計測、見える化できる
    把握の難しい「密」を計測、見える化できる
  • 把握の難しい「密」を計測、見える化できる

換気タイミングの通知も受け取れる

   コンパクトボディにCO2、PM(1/2.5/4/10)、VOC(揮発性有機化合物)、温度、湿度、気圧、UV(紫外線)の7つのセンサーを内蔵。

   測定による把握が難しい"密"の指標として注目されているほか、学校など教育の場における集中力低下の防止、ビニールハウスでの光合成促進の指標にも用いられているという「CO2濃度」の計測をはじめ、空気の質を可視化できる。

   センシリオンの「PASens」技術によるPA方式を用いたCO2センサーを採用。従来のNDIR方式と比べ生活空間における高精度の濃度計測が可能だという。

   宅内の無線LANルーターなどでインターネットに接続し、各種データはクラウドに蓄積。計測結果はスマホおよび本体LED(CO2、PM2.5、VOCから選択)に表示できる。アラート通知による換気対応の強化や、CSVデータを活用し感染防止対策の可視化も行えるという。

   iOS/Android対応のスマホアプリ「エアミル2」では、本機で計測したリアルタイム値を数値で、変化をグラフで確認可能。換気が必要なタイミングなど、CO2が指定値を超えるとアラート通知が届くように、「CO2濃度1000ppm以上が10分続くと通知」のような条件設定が行える。

   このほか同アプリでは温/湿度から快適性を割り出す「快適アドバイザー」をもとに熱中症の発症リスクを把握し、エアコン稼働などの目安に利用できる。

   価格は2万800円(税別)。