「真正面から対立しない」  明日にでも使ってみよう。

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   “タジキスタン”という国をご存知だろうか。旧ソ連から独立した国の一つで、その中でも最も貧しいとされる国である。特に子どもをめぐる環境はひどく、生まれてから5歳までに亡くなる率が日本の20倍だという。2006年11月30日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、タジキスタンで子ども達を救うために働くユニセフ・タジキスタン代表の杢尾雪絵(もくお・ゆきえ 敬称略)の話だった。

   彼女の主な仕事は、タジキスタンの政府と交渉を重ね、事態を改善していくことだ。どんな時代、どんな地域でも、戦争という暴挙から真っ先に不幸を被るのは子ども達だ。飢餓に苦しみ、次々と死んでいく子ども達。ときにはワクチン一本で救える命もあるが、資金不足からその一本がなかなか打てない。病気の子ども達を広く支援するには、政府から資金面の協力を受ける必要がある。杢尾の交渉は、この国の子ども達の希望を背負った交渉なのだ。

   残念ながら今の日本の一部には、慈善活動を行う事が“偽善”だとされてしまう風潮があるように感じられる。だが、“偽善”や“自己満足”のためではなく、自らの身を粉にし、実際に改善すべく活動している杢尾の姿はとても強く、暖かく感じた。

   杢尾は子ども達の代弁者として日々政府と協議を行っているわけだが、その際の彼女の極意から、得たものがある。「真正面から対立しない」ということだ。

   私も大学のサークルでのミーティング中に仲間と意見を対立させる事が度々ある。その際にどうしても自己の主張を押し通そうとして、時にはケンカ腰になってしまうことがある。そうなってしまっては物事がスムーズに進まないものだ。

   杢尾の発言はこう続く。「相手の話を良く聞き、なぜそう考えているのか、相手の目的を見つけて、協調できる所を探す」。なるほど。たしかにまるっきり否定されるよりも、少しでも自分の意見を認められる方が遥かに後味がいい。明日にでも使ってみよう。

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 「いつも心に青空を~ユニセフ タジキスタン代表・杢尾雪絵」(2006年11月30日放送)


   どうも初めまして。がくちゃんと申します。まだ世間について何も知らない大学1年生です。“仕事”や“将来”の事を、週に一度NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ながら考えているのですが、今回、その番組のコラムを書かせていただけることになりました。大学生から見た“仕事人”“プロフェッショナル”について気の赴くままに書いていきたいと思います。社会人の皆様からみると幼い内容かもしれませんが、読んでいただければ、天にも昇る喜びです!

文   慶応大学1年・がくちゃん
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