2024年 4月 20日 (土)

安倍さんの気持ちも
わかるが・・・

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   政府主催のタウンミーティングやらせ問題について、安倍首相が首相給料3ヵ月分返上を強調したことを中心に取り上げた。笠井信輔アナが、首相は給料104万円(1ヶ月)のうち70万円は財政再建のために自主返納しており、残り34万円の3ヵ月分をけじめとして返納したのは極めて珍しいと経緯を説明した。

   しかし、すかさずキャスターの小倉智昭が「安倍さんの気持ちもわかるが、(大事なのは)やってはいけない無駄使いなどをやめさせることではないの?」と流れを変えた。続けてゲストのノンフィクション作家、岩上安身が「こうした捏造はもっとも悪質。犯罪行為なのだから個々に責任を取らせた方がいい」をきつい一撃。

   国民に痛みを分かち合おうといいながら、霞ヶ関・永田町界隈ではやらせ、無駄使いが横行して別世界というのはもはや通らない。

「イルミネーションの後で温暖化の話は矛盾・・・」

   前日に報道した、34年後に北極の氷が消えるという米国立大気研究センターの報告の続報がレポートされた。

   写真家の岩合光昭氏撮影による、氷が薄くなり這い上がれない北極クマの映像や島が沈没したキリバス共和国の映像などをもとに、刻々と進む温暖化の現状を大村正樹レポーターが説明した。

   この日は番組の冒頭で、ヨーロッパ各国のクリスマス・イルミネーションの話題を取り上げたばかり。そこで、ゲストの眞鍋かをりは「イルミネーションを見た後で、こういう(温暖化の現実の)話をするのは矛盾しているんですけどね・・・」と困ったような顔でコメント。たしかに温暖化は便利さを追求する現代文明の裏返しにある。それだけに温暖化を止めるのは、眞鍋の言う“矛盾”と裏腹の関係にあり難しい。

   大村は冒頭で「もっと掘り下げろという意見があった」と続報の意味を話していた。だが、温室効果ガス排出量世界一の米国、二位の中国は一体何を考えているのか、もっと突っ込んだ続報がほしい。

   ゲストコメンテーターはキャスターの小倉からさまざまな問題で即答を求められる。日頃の問題意識が試される一瞬だが、本日のゲストの岩上、眞鍋はいずれもわかり易く、ベストコメントだった。もっとも温暖化問題の最後に小倉が「忠さん、(北極の氷が消えて)釣りができていいじゃない、なんていっている場合じゃないよ」と一言。CM中に発したゲストの芸能評論家、前田忠明の冗談に応じたようだが、ご愛嬌。

文   モンブラン
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