日本が大リーグの
マイナーリーグに

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   前の番組からぶっ通しで松坂大輔一色。午前7時からボストンでの記者会見を延々と流した。松坂の笑顔がなんともさわやかだった。解説の二宮清純が「松坂の勝利だ。今の子どもには、メジャーリーグも淀川渡るようなもの」と。「荒川じゃないの?」と大谷昭宏がまぜかえして、スタジオもニコニコだ。

   が、二宮は続けて「レッドソックスが『長期的戦略』といったでしょ。あれは、対東アジア戦略なんです」「アメリカン・リーグにはイチロー、松井秀喜らがいるが、ピッチャーはいなかった。松坂が入ると、かれらと対決になるのも計算のうち」「台湾とか中国にマーケットを拡大していく戦略上の貴重なタレントなんです」に、一同ぎょっとなった。

   橋下徹が「日本のスポンサーとかも考えてるのか。大リーグが頭を下げてきて痛快だった が、向こうの策略なのか」といえば、大谷も「日本が大リーグのマイナーリーグになるかも」

   二宮は重ねて「日本は人材の供給地になってしまう。このままでいいんですか」と問うた。そういえば楽天の野村監督が「不愉快だ」といってたっけ。

「その気になってたら、後でどんでん返しくらう」

   与党が決定した安倍・税制改正。その「1兆円減税」の中身に切り込んだ。各紙の報道も「利益誘導」「家計に薄く」というのを荻原博子が解説。「減税は企業に厚く、個人向けは本当に中身が薄い。参院選向けて企業を味方につける。選挙に勝ったら消費税アップとなる。庶民には増税路線が続く。先送り税制だ」とばっさり。

   「企業がもうかった分が、従業員にいっていない」「“減税”にだまされて参院選でその気になってたら、後でどんでん返しくらう」と大谷昭宏、川名紀美。

   ひとり橋下徹だけが、「一概にそうはいえないのでは」とか「失業率が安定すればそれでいい」「成長率を上げるためにまず企業に競争力をつけないと」と、今回税制を支持。が、たちまち大谷、荻原に切り込まれて、いつもの切れ味なし。

   しかし「選挙=減税」とは相変わらずのワンパターン。有権者を甘く見るなよ、といってやりたいところだが‥‥。

   松坂の契約金額はともかく、交渉の舞台裏でも、松坂が強硬な代理人ボラスを説き伏せるようなことだったらしい。レッドソックス側がホテルをチェックアウトしたあと、「ボストンへいきたい」と。例によってスポーツ紙の報道を拝借という手だが、こうした時間が切迫したときには確かに有効だ。あらためて、ワイド・ニュース番組とはメディアミックスに便利なものだと、実感した。

文   ヤンヤン
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