2024年 4月 24日 (水)

男の子とお父さんにこそ見てほしい (14才の母)

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   中学2年生が妊娠するという衝撃的な内容が、同年代の女の子たちとその母親の世代を中心に関心を呼んでいるらしい。産むべきか産まざるべきかの論議が盛んなようだ。

   また、いじめを苦にした自殺も数多く報じられるなかで、「命の大切さ」とかと関連づけて論じられたりもしているのだろう。しかし、私カモノが考えたのは別のことだった。

   それは、見ている中学生の女の子たちはもしかしたら「いいなぁ、うらやましいなぁ」とどこかで思っているのではないかということだ。だって、ヒロインの未希(志田未来)は好きな男の子と結ばれ、その確実な証を抱いているのだから。

   女の子にとっては、「スチュワーデスになる」とか「幼稚園の先生になる」とかの夢とは別に、「恋をして結婚してお母さんになる」というのがメインテーマだったりする。そう仕向けられているのだという意見もあるが、ここではちょっと置いといて。

   「14才の母」では、未希のほうから桐野くん(三浦春馬)を好きになったようだし、妊娠することになった場面でも積極的だったような気がする。桐野くんは何だかボー然としていただけみたいだった。未来ちゃんと三浦くんの演技の質によるのかもしれないけれど。

   しかし、産む、産まないのいずれにしても、女の子は否応なく身をもって現実を味わうことになる。

    だからカモノは思うのだ。今週の水曜日に最終回を迎えるこのドラマを、男の子とお父さんにこそ見てほしい、と。そして、受け身で「自然の呼び声」に従ってしまったらどうなるかを一緒に学んでくれ。

   それからもう一つ。

   未希を演じた未来ちゃんは、「女王の教室」などでの演技力を買われて起用されたのかもしれないが、いかにも幼い。それも当然、実年齢は13歳だそうだ。急激に成長するこの時期の1歳は大きい。カモノとしては実年齢が14歳の女優を使ってほしかった。

文   カモノ・ハシ
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