園児が好きなのが
不二家だ!

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   長ければ長いほど有害である――というのは、つまらないスピーチに共通する真理だと思われる。だが、どうもスッキリ!!関係者の意見は違うようだ。

   この番組、ダラダラと長いVTRを流したあとは、テリー伊藤をはじめとするコメンテイター陣のためにタップリと時間を割く。たいていの場合、とくにテリーは、喋れば喋るほど内容が混線していく傾向がある。もしテリーの自伝が出版されるとしたら、そのときのゴーストライターは体をこわすだろう。すくなくともこの番組で、コメント用に多くの時間を割いていることは有意義だとは思えない。

   しかし、今日のテリーはチョっと違~う感じで、主婦の共感を呼べそうな正論をふるった。12日のコラムでもお伝えしたように、不二家の大ファンだったテリーだが、会社側の無責任な対応に怒りを露わにした。会見のなかで、健康への影響を聞かれた不二家側が「体の弱い(幼稚)園児がお腹を壊す程度…」と答えたやりとりがあったらしく、テリーは「その園児が好きなのが不二家」「不愉快だ」と、食の安全を軽視し、子供心を踏みにじる不二家を糾弾した。

   今日のように、言うべきことがあり、それが固まっている場合のみ、長く喋ることにしたらどうだろう。でも、そこで余った時間をどう焼却処分するかが、番組的にはまた問題になってしまうかも!?

「ありますねー、ハイ」

   むかし―まだ携帯音楽がカセットテープだったころ―、ウォークマンで音楽を聞くという趣味を持つ猿がテレビCMに出演して人気を呼んだ。名前は「初代チョロ松」といったそうだが、人間に換算すれば100歳近く生きて、先の日曜日に老衰でなくなった。

   そこでスッキリ!!だ。この訃報を伝えるにあたって、番組のトホホな一面がまた(×∞)チラ見られてしまった。冒頭、チョロ松の写真パネルを持った阿部哲子アナ。「このサルを見たことがありますか?」と出演者(&視聴者)に問いかけた。

   こんなストレートな“問いかけ基本形”は、もはや日本語スピーチコンテストぐらいでしか、お目にかかれないかもだ。手垢が積もって山になった表現だから、まともな言語感覚の持ち主なら恥ずかしくて近寄れない。

   しかし、この超難問YES NOクイズに対する加藤浩次の回答がまたヒドかった。「ありますねー、ハイ(終わり)」だって。

   街頭インタビューの素人のほうが、まだ気がきいてますね。芸能人なら“芸”を見せてほしいもんだ。ウォークマンを聞く猿の域に達しろとは言わないけれど……。

   RIKACOがひさしぶりの出演で、番組の“品格“は下がったが、ワイドショー的には勢いがついた。谷原章介が結婚会見を開くことが決まったため、井上公造渾身の結婚裏付け取材は意味を失い、番組で間抜けな姿をさらす結果になってしまった。

文   ボンド柳生
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