2024年 4月 24日 (水)

美しい国の憲法
改正もいいけど…

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   米国のアル・ゴア元副大統領が来日した。なんでいまさらそれがニュースになるの!?と一瞬思ってしまうが、ゴアは地球環境問題への取り組みで知られており、その活動を記録したドキュメンタリー映画「不都合な真実」が日本公開されるのだ。

   テリー伊藤は、この映画が本国で予想以上のヒットになったと情報を入れ、米国で温暖化をはじめとする環境問題への関心が高まってきたことの現れだと評価した。ここでちょっと間があり、そこから話がどこに飛ぶのかという期待を持たせてくれる。しかし今日は「○○ちゃんは偉い。それにくらべてウチの子はねえ…」という古典的な展開だった。

   「美しい国づくりで憲法改正もいいけど、こういうことに力を入れてほしいね」とコメントをシメたテリー。彼のコメントの芸風はさまざまに七変化するのだが、今日は良識派知識人風の顔をしていたようであった。

「この料理はコンセプトがあるんですか?」

   伝統あるインスタント温泉が名物の観光地、神奈川の箱根では最近旅館やホテルのオープン・ラッシュらしい。ということで、番組リポーター(含む阿部哲子アナ)が現地に急行、建物の内部状況を調査したのだが……やはり、ストレート勝負なこの番組は、一発のフックも打てず、ツイストも踊れない。チャビー・チェッカーも泣いているだろう。

   リポーターとホテルの人間を立たせて、「このホテルのコンセプトはなんですか?」「はい、当ホテルは~」などというユニークなやりとりが、儀式のように執り行われる。この番組はどこの大学の放送研究会が制作しているのだろうか。万事がこんな感じで、たとえばレストランに行っても、すぐに料理の「コンセプト」を聞かないと気がすまない。

   「この料理はコンセプトがあるんですか?」。本日、いちばん笑えた発言大賞なんであった。

   お店側の答えが「いや、コンセプトは特にないですね」なら、「ズコー」とオチがつくんだろうけど、スッキリ!!では望むべくもない。答えのわかってる質問を視聴者にそのまま見せる番組に聞いてみたい。「その質問にはコンセプトがあるんですか?」と。

   「ニューヨークでは~」とナレーターが言っているときに、ワシントンDCのジェファーソン記念堂がうつっていたような!? もし、本当に取り違えていたなら、いかにもこの番組らしい出来事だ。

文   ボンド柳生
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