2024年 4月 20日 (土)

亀井さん、
見ていて情けない

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   元大物政治家であるということが次第に忘れられつつある亀井静香(国民新党代表代行)が昨日、衆院予算委員会で質問に立った。いや、「立った」のは事実なんだけど、「質問に」かどうかは謎だ。ほとんど質問はしなかったそうだから。

   実際に委員会を見たという小倉智昭は「見ていて情けない」と感想を述べた。「50分間の独演会で、間に『ネ、ネ』と言いながら、なにを言いたいのか伝わってこなかった」

   元!?アナウンサーの経験を生かして、一般人の口癖まで口撃すると、小倉が話を振った高木美保も同調。「具体的な質問をする場なのに…」とダメだしである。

   独演会はかくも迷惑である。とくダネ!の番組オープニングを毎日見ている者としては、とっても共感できる発言だった。この番組のキャスターには、亀井を他山の石としてほしい。

「今日は格差社会だね」

   意味ありげにニヤニヤし(あるいは口の端をゆがめ)ながら、小倉はこんな台詞を口にした。「今日は格差社会だね」。世の男が貰う義理チョコの数を、最近流行のキーワードになぞらえて、すっかりご満悦だ。

   うーん、そこまで面白いとは思えないけど――この、まるで使い捨てプラスティック・スプーンなみの表現が、本人には純銀級に光って見えたらしい。番組冒頭の”独演会”のみならず、バレンタインデー特集コーナーでも、もったいないとばかりに再利用していた。

   この調子では、今日一日中、どこへ行っても繰り返してそうで恐い。ちょっと聞かされる側の気持ちを考えて欲しいところではある。そう考えると、毎日このオヤジのしょーもないエゴに付き合わされるアナウンサー二人が、ちょっと気の毒になってきたかも。

   世紀のエンタテイナー、デーブ・スペクターが出演するも、いまひとつ不発。北朝鮮問題のコーナーでは、小倉が解説の専門家によく突っ込んでいた。田原総一郎の後釜を狙えるかもしれない。

文   ボンド柳生
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