打ち合わせでは
そう聞いていた…

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   とくダネ!のような番組を観ていると、どこまでがスクリプトで、なにがスポンテニアスなのかがよくわかんない。出演者は演技者だ。事前に打ち合わせていたことでも、たったイマ知ったかのようなリアクションをしている。しかし今日は、そんな透明な台本がうっかり露わになってしまった。

   1月に埼玉県熊谷市で起きた火災は、26歳女性の放火殺人だったとわかった事件。亡くなったのは容疑者の両親と子供です、と情報プレゼンターの岸本哲也が家系図をもとに説明。

   すると、コメンテイターの諸星裕は「容疑者の父親は78歳で、52歳のときの子供ということになる。じつの子供なんだろうか」と疑問を呈し、視聴者の関心を引きつける。佐々木恭子アナが「実際はどうなんでしょう」と岸本に話をふった。自然な流れだ。「そうです、容疑者は(母親の)連れ子だったんです」と岸本。

   ハイ、諸星の名推理が的中!なのかと思ったら、佐々木の一言で暗転した。「いえ、(容疑者は)二人のじつのお子さんですね」。沈黙。この女なにを言い出すのかとばかり、岸本は同じ説明を繰り返す。それを訂正する佐々木。このやりとり×3。

   たまらず割って入った小倉智昭。「事前の打ち合わせでは、(連れ子だと)そう聞いていたんだけど…違うの?」と、目をきょろきょろさせながらスタッフに確認。結局、佐々木アナが正しく、ここまでの一連の流れは、打ち合わせ時の間違った情報に基づいたものだったことがわかった。

   それにしても、佐々木アナはどこで別の情報を入手していたのだろう。謎は深まるばかりだ。

「もしもし聞こえますか?」

   アカデミー賞授賞式、数時間後に迫る――ということで、番組は会場前のレッドカーペット脇にロサンゼルス支局長とカメラクルーを派遣。助演女優賞ノミネートの菊地凛子の会場入りを生中継しようと企んだ。

   撮影できる時間はたったの時間は5分。それを過ぎたら他のテレビ局と交代しなければならないという緊迫した状況のなか、タキシードでキメた支局長はイヤホンをいじりながら「これ見えてますか?」「聞こえますか?」と颯爽と登場。「菊地凛子さんは3メートル手前にいます」と言って、カメラに映させようとするが、話が通じているいないのか、カメラはほかのセレブを追い続け、そのまま時間切れ。

   アカデミー会場からの中継は、宇宙船からのそれと同じぐらい難しいようだ。

金曜日におすぎが出演→月曜日はピーコと“姉妹”のリレーがある。おすぎは好調なのだが、ピーコは存在が希薄だ。ダラダラとまとまりのないコメントをするばかりで、ただのお喋りなオバちゃんのようだ。

文   ボンド柳生
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