2024年 3月 29日 (金)

女性記者はいろ
いろ言われます

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   『テレビがもてはやすタレント首長の「夜の顔」はそのまんま』。“八百長相撲報道”の『週刊現代』が今度は東国原・宮崎県知事の女性問題で話題だ。知事のマンションに連夜2人の女が宿泊したというのだ。

   番組は、2人の女性のうち「一人が意外な人物で、波紋を呼んでいます」と日本テレビの女性記者にスポットをあてた。それによると、2月13日午後9時に取材に訪れた記者はそのまんま宿泊し、翌日午前8時に帰ったという。女性記者は「部屋には秘書も同席し、別の部屋で休んだ」と説明している。

   取材で遅くなり許されて宿泊する場合もある。しかし、ゲストコメンテータの作家・吉永みち子は「女性記者は世間からいろいろ言われますよ」。女性記者の慎みのなさに、同性だけに厳しい指摘。これに対してゲストの鳥越俊太郎は「そういうことを言う社会がおかしい」と反論する。

   慎重さが求められているのは、過去に女性問題で事件を起こしたことがある東国原知事だろう。就任して1か月未満で早くも、女性問題で“鈍感力”を発揮した格好になった。

「警察もおかしいが、検察にも問題がある」

   鹿児島県議選の買収事件で、鹿児島地裁が2月23日、元県議を含む12人の被告全員に無罪判決を出した。判決文により、「あるはずのない事実をさもあったかのように」でっち上げた捜査の経緯が明るみになった。

   番組では「こんな捜査がなぜ、まかり通ったのか?」と追跡。被告の中には、この事件で自殺未遂を起こした人や失職、うつ病になった人もいる。また捜査の過程で、400年前にキリシタン信者をあぶり出すために使われた『踏み絵』ならぬ『踏み字』も行われていた。

   吉永は「12人いたから無罪を勝ち取ったが、1人だったら泣き寝入りしていたでしょう」。鳥越も「こんなズサンででたらめな捜査はみたことがない」。

   そして、元検事で弁護士の田中喜代重がていねいに解説。

   「警察は、選挙違反は摘発しなければならないというノルマを課しているが、物証が出にくいので、つい自供に頼ってしまう。それにしても、地方の選挙で191万円もの金銭が動いたこと自体あり得ない。最近、検察庁はチェック機能が弱くなっている。警察もおかしいが、検察にも問題がある」

   誰もが怒り心頭だが、いったい誰が責任を取るのか。

また閣僚の発言が問題に。長崎県の自民党長与支部大会で、伊吹文部科学相が人権をバターにたとえ「バターを毎日食べれば、人権メタボリック症候群になる」と発言したのだ。番組最後に鳥越が「日本は国連から人権軽視で勧告を受けている。“人権・鈍感賞”ものだ」。閣僚はどうしてこうも無神経なのか。

文   モンブラン
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