ドジな女のダメっぷりに腹が立つ(ヒミツの花園)

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   ドジな女はかわいいのか? 自分のことはタナにあげて他人には至って厳しい私、とうていそうは思えない。この主人公、あまりのダメっぷりに腹が立つ。

   話は、要領が悪く損ばかりしている編集者・月山(釈由美子)と人気漫画家・花園ゆり子を名乗る4人兄弟とのハートフルコメディーとな。男ばかりの家族に突然飛び込んできた紅一点。ちょっと前の「ブラザーズ」とか「ランチの女王」とか、最初は敵対、やがて一人ずつ心が通い合い、そのうち兄弟同士で彼女を取り合ってと、わりと好きなパターン。最初は期待してたのにな。

   だいたい月山ったら、新米の編集者でもないのに担当の作品タイトルも覚えてない。初対面の著者に仕事をやめたいとグチってみたり、さらには漫画原稿のそばに花瓶を置いてひっくり返すなど言語道断! しかも、何やっても許されてる...ありえない。

   「ハケンの品格」の美雪(加藤あい)、「エラいところに嫁いでしまった!」の磯次郎(谷原章介)と並んで、今期3大トラブルメイカーだわ。うーん、この3人の中の誰か一人と組んで仕事しろって言われたら、誰を選ぼう......ってこんなことで呻吟するより、道明寺と花沢類@「花より男子」に同時告白されたらどうするかに浸ってろよ、自分。

   4人兄弟のキャラがもう少し魅力的だったらなあ。個性的な俳優を集めているわりには、うまくかみあってない。ワケあり風の飲み屋のカップルも、長男を追いかけ回す少女も今のところ意味不明。それぞれの人物やエピソードが、集約されて一つのうねりを作っていけてないのが、もどかしい。

   4人兄弟がかかえるヒミツがカギなのかもしれないけど、思わせぶりに映し出される開かずの間のドアの向こうには果たして何が。出るか逆転ホームラン?

   それよりも、気になるのは月山の先輩、川村(真矢みき)の動向だ。編集長を務めていたファッション誌が休刊になり、定年間際のオジサンばかりの「月刊仏像」でくすぶりながらも、ひとり恋のから騒ぎを繰り広げている。妙にシンパシー感じちゃったりして。夢みる乙女の彼女に、春はいつ来るのかしらん。

文   ツキノ・ワグマ
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