「西武球団、野球続けるの?」

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   朝ズバッ!の巨大ボードに貼り付けられたスポーツ新聞各紙。みのもんたが一面の見出しを読み上げていく。「西武、隠ぺい。西武、隠ぺい…」。

   丸刈り学生服のいたいけな若者が涙を浮かべて「本当のことが言えなくてすいません」と告白すると、「野球少年の将来を奪った西武」「ウソをつかせた西武」=“汚い大人”に、みのもんたは怒りをあらわにする。「(野球部員は退部させられたのに)西武球団は野球を続けるんですか?」

   西武側の説明では、裏金は選手の親に渡しており、本人はあずかり知らぬこと、だった。ところが、じつは当人も直接カネを受け取っていたことがわかった。裏金が発覚した直後、選手の親が「息子は知らなかったことにしたい」と西武スカウトに連絡、スカウトは了承し、同選手に「そーいうことでよろしく」と“指示”したそうだ。

   それが本当ならば、隠ぺい工作の絵を描いたのは選手の親だったわけで、西武スカウトは了承するだけ、より立場の近い親が子供に指示する、というのが自然な話の流れに思えるけど…。とにかく、西武側は「選手を守る」ために協力したのだろうが、すぐにバレるウソで、裏目にでることは明らかだった。隠された事実は、その中身がなんであれ高値がつく。

   隠ぺい工作の発覚で、西武への風当たりはいっそう厳しくなった。ただ、西武が集中砲火を浴びることになって、知らぬ存ぜぬのウソをついた選手への攻撃は相対的に軽くなったのだから、結果的に目的は達せられた、という感じもなくはないかも。

文   ボンド柳生
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