2024年 4月 26日 (金)

スーダラ節は
高度成長期の念仏

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   植木等さんの訃報はスパモニでも大々的に報じた。その死を惜しむだけではない。鳥越俊太郎は「この人を語るのは自分を語るのと同じこと」といいながら続けた。

   「1960年頃、安保闘争もあってぼくらは思いつめた深刻なカオをして生きていた。それがスーダラでいいんだよ、肩の力を抜いていいんだよということを教えてくれた」

   貧しかったニホンが「所得倍増」のかけ声で活気づいた。

   ――時代のシンボルであり、戦うサラリーマン兵士を勇気づける応援歌だった。

   それにしても凄味のある存在だった。♪カネのない奴はオレんとこに来い。オレもないけど何とかなるさ・・・わかっちゃいるけどやめられない

   敗戦後のニホンの価値観というちゃぶ台を、思い切りひっくり返した。無責任でいいんだよ・・・マヌケそうな笑顔であっさりと。

   「植木等みたいな奴がいたから、ニホンは戦争に負けたんだ。あっはっはっ」みんなが無責任の快感!を共有した。

   弁護士の大沢孝征はお寺の息子だった故人を「スーダラ節は、あるがままでいいんだという親鸞の念仏に通じるものがある」。冴えたコメントだ。

   植木等の時代は語り尽くせません。明日もやりましょう・・・と 渡辺宜嗣。「昭和」はひとつひとつ消えていく。

「死体がすべての証拠を握っている」

   千葉県市川市のマンション。4階のベランダになぜか浴槽が置かれたいた。砂を敷き詰めた浴槽の中には全裸の女性の変死体が・・・

   22歳の英会話学校NOVAの講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん。ロンドンから200キロの距離にあるコベントリーから昨年10月に来日した英国人だ。

   この部屋に住む職業不詳、市橋達也(28)が指名手配された。この両者の関係は英会話のプライベート・レッスンの「先生と生徒」だという。

   なぜ殺されたのか、なぜ浴槽なのか・・・番組が報道する段階では逃亡中とあって推測するしかない。そこでまたまた大沢孝征が冴えたコメント。

   「死体がすべての証拠を握っています」

   朝ワイドは視聴者に「興味深く」伝える。警官9人がマンションに向かったときの報道は興味深いものがあった。

   この「生徒」は下着類を詰めたリュックサックを背負って逃亡する寸前に遭遇。押さえつけようとするが、はねのけて「生徒」は逃げる。

   「コラー、待てー」と警官たちは追いかける。「生徒」は全速力で逃げる。靴は2足とも脱げる。ハダシで路地を走り回り、ついに・・・ぶっちぎったという。

   事件の本筋とは別に、このドタバタ逃亡劇はなんといったらいいものやら。警察官の脚力不足も気になる・・・

和歌山の児童擁護施設で20代の女性保育士が、少年に性的関係を強制!!番組はこの「事件」の現在19歳の被害者にインタビュー。中3から高2まで性的強要されたという。深夜から明け方まで「寝かせてくれませんでした」一方の女性保育士は「これは禁断の愛。合意の恋愛」と強弁している。男が加害者なら強姦。女性の場合は強制ワイセツ罪とか。あまり聞かない「事件」です。

文   初代不良家
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