「ピンとこない」

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   松下電器が在宅勤務を大々的に取り入れるそうだ。管理・営業部門の社員約3万人が週一、二回、自分のお家でパソコンやテレビ電話でお仕事。これなら育児や介護と両立しやすい、松下は働きやすい会社ですよ、と宣伝にもなる。

   こういう制度が今後広まっていくのか、長・長期的にはそうだとしても、それが「いつ」なのかはよくわからない。通信技術が発展する度に「在宅」ワーク・教育などは第一の有望ジャンルとして、来る来る、と言われ続けている。しかし、その成長ぶりは、もっとも控えめな予想すら下回り、ほとんど狼少年状態だ。

   松下だって「やってみたけどやっぱうまくいきませんでした」となるかもしれない。たとえば「顔を合わせて仕事しないとダメだ」「一定の場所で拘束、監視しないとサボる」という考えは根強く、とくに老人=お偉いさんでは主流だ。技術は進歩しても、人間の頭の中がそれに合わせてリニアに変わるわけではない。

   芸能界の重鎮、みのもこの在宅勤務には「ピンとこない」と感想をもらした。テレビ業界では在宅勤務は難しいかもしれない。朝ズバッ!司会者が自宅からお伝えします、という日が将来来るんだろうか。

文   ボンド柳生
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