「不機嫌でいることが大事」 宮崎駿に共感した

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   NHKの「「プロフェッショナル 仕事の流儀」というドキュメンタリー番組で、宮崎駿を取り上げていた。今取り組んでいる「崖の上のポニョ」を作る過程を、100日間にわたり追っかけたというものだ。

   「自分を全部さらけ出さないといい作品はできない」というのが彼の人生訓なんだけど、全身でぶつかって映画を作るという厳しい姿勢が伝わってきた。

   なぜそんなに裸になってやるのかいえば、不安と戦ってそこを乗り越えていかないと納得のいく作品はできない、ということだ。また、「今がどうであるかが大事なんだ。かつて何を作ったかなんてどうでもいいことだ」と言っていたが、ものを作る人間としてとても共感できるセリフだった。

   面白かったのは、取材を進めていくうちに、彼が不機嫌な態度を露わにしていったこと。「もういいだろ。なんでこんなとこまで撮るんだ?」と。ものを作るために集中していく段階で不機嫌になっていくから、「不機嫌でいることが大事」というのが彼の考え方なんだね。

   その姿勢には「ものづくりの原点」が表れていて、心が動かされたな。こういう態度で取り組んでいるかぎり、今度の作品も期待できると思うな。

   番組のほうはオーソドックスなドキュメンタリーで極めてねちっこく作っていたんだけど、質問が実に陳腐だった。おかげで監督の不機嫌さがさらに増していって、おかしかったよ。

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