「過去、子供が否認したケースはない」

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   警察の調査権限を強化した少年法改正案が衆院法務委員会で可決された。与党の多勢をタテにした相変わらずの強硬な採決で、荒っぽさが気になる。

   主な内容は、

   (1)14歳以上とされている少年院送致年齢を「おおむね12歳以上」に引き下げる
   (2)触法少年に対し、警察による捜索、押収などの強制捜査権を与える

   というもの。

   番組では、「少年犯罪は凶悪化しており、被害者の気持ちを考えるとやむを得ない」という安倍首相のコメントに続いて、「不適切な調べを行って冤罪を生みかねない」との日弁連の反論を紹介した。

   当然のように疑問がわいてくるのは、昨今あちこちで起きている警察による冤罪事件。まず、弁護士の中嶋博行が「今や14歳以上は大人並みに裁くことは一般的になっている。これが通ると、これまでの『保護する』のではなく『処罰する』に必ず変わりますよ」

   ジャーナリストの鳥越俊太郎も「過去の少年事件で子供が否認したケースはありません。(取り調べ中の)ビデオ録画を最低、義務付けないと、あっちこっちで冤罪が起きることになる」

   政治家は、一方的に「お上の権限強化」だけで事足りるとする姿勢を改めるべきだろう。

文   モンブラン
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