「さすがTBS、一流企業は違いますねえ」

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   一昨日、大阪府の高校のグラウンドで行われた野球の試合で、投手が胸に打球を受けて、心肺停止状態になる事故があった。偶然、その場に居合わせた救急救命士が心臓マッサージや人工呼吸とあわせて、校舎に備えてあったAED(自動体外式除細動器)を使って、救命措置を施した。

   投手は救急車が到着するまでに文字通り息を吹き返し、現在入院しているものの、一週間程度で退院できる見込みだという。

   もちろん、「よかった」ことは言うまでもない。ワイドショー/ニュース番組的に問題は、そこからどうコメントするかだ。AEDに着目した正統的なコメントを考えてみよう。AEDの効果・効能を述べた後、「全国(の公共施設)での普及率は○%だということです」

   →「もっと普及してほしいですね」ときて、「こういうものにこそ補助金を出すべき」など、チクリと政府批判のアクセントを効かせるのもイイだろう。 「自分置き換え型」も定番だ。「もしその場に自分がいたら、適切に対処できていたか。万が一に備えて学んでおきたいですね」

   しかし、世界一の人気司会者となれば、そんな教科書的、NHK的なコメントでは満足するわけがない。「(AEDのような)機械がどんどん開発されて、尊い人命を助けるという時代が…」と言いかけて、みのもんたは方向転換。

   「TBSにも(AEDは)あるんですか?」と柴田秀一アナに質問する。「AEDがあり、社員は使い方の研修を受けている」と柴田が答えると、「さすが一流企業は違いますねえ」と満面の笑み。人気司会者はクライアントにゴマをするのも忘れないらしい。

   ところで、今回の件で一躍脚光を浴びたAEDですが、置いておけばそれで万事OKな奇跡の医療器具――なのではなく、心臓マッサージや人工呼吸と一緒に正しい救助を行うことが大事なんだそうです。ちなみに、番組では教えてくれなかったAEDのお値段は…約30万円程度なんだとか。とりあえず、もっと普及してほしいですね。

文   ボンド柳生
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