「売り切れる商品」を作るには?(ビジネス未来人)
2007年05月08日17時51分

(c)NHK
「ケースの上から操作できる携帯カバー」「MDプレイヤーがちょうど入るポシェット」。いずれも生産した200個を完売。これらは中小メーカーが消費者の声に応えて開発した新商品だ。僅かな量でも消費者が求めるものを確実に作り売るという新しい形の商品開発。その仕組みを作ったのは、東京・五反田で商品開発支援会社を経営する西山浩平さんだ。
西山さんが考えたのは、ネットを活用した商品開発支援。サイトで消費者の声を集めてマーケティングを行い、それを基にメーカーと共に商品を企画し、確実に生産し売り切れる量を割り出してから作り始める。メーカーにとっては無駄な設備投資や過剰な在庫を抱えるリスクを減らすことができるため、参加する中小企業は増加の一途だという。
「小さな会社の商品開発を助け日本のモノ作りを底から支える存在になりたい」と起業し、成功に導いた西山さんの取り組みに迫る。